ソーラーEV「Lightyear 0」が世界一のエアロダイナミクスを実現

オランダのLightyearは、あと数ヶ月で同社初のソーラーEVを市場に投入する予定だ。それを控え、同社はドイツでWorldwide Harmonized Light Vehicle Test Procedure(WLTP)条件のもと、Lightyear 0に風洞試験を実施した。その結果、 同社初のソーラーEV「Lightyear 0」は史上最も空力的な量産車である、画期的な抗力係数 (Cd) 0.175 を達成することが確認されたとのことだ。

史上最も空力特性に優れた量産車

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Lightyear 0は、これまでGMのEV1が長らく保持してきた「史上最も空力特性に優れた市販車」という称号を、今回のテストで奪取した。Lightyearによると、0型の最新の空気抵抗係数(Cd)は0.175で、GMのEV1(Cdは0.19)を上回った。

この数値は、同社が当初予測約束したものより大幅に低く、もちろん他の自動車メーカーがこれまでに出したどのCdよりも低い。

Lightyearの最高技術責任者である Arjo van der Ham氏は、この数字を発表したプレスリリースの中で、「私たちはこの驚くべき成果を非常に誇りに感じています。私たちの技術の開発を始めたときは白紙から始めなければなりませんでしたが、多くの献身的な努力により、このような節目を迎えるたびに限界を超え続けています。そして今、このクルマは、”世界初のソーラー電気自動車 “とともに、”最もエアロダイナミック “であることを誇れるようになるのです。」と述べている。

2022年6月、Lightyearはオンラインでグローバルプレミアを行い、最終的な量産型となるデザインの「Lightyear 0」を発表した。Lightyearは、最初の車両から1回の充電で724kmの航続距離を約束し、プロトタイプのLightyear 0は709kmを達成している。

Lightyear 0の60kWhバッテリーパックは、1回の充電で625kmの航続距離を実現する。太陽光発電と組み合わせると、最大695kmの走行が可能だ。

また、太陽光発電技術により、1日あたり70km、年間では最大11,000kmの航続距離を追加することができるという。

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曇天の場合、1日約35kmの平均的な通勤距離を基準にすると、Lightyear 0の太陽光発電能力を用いれば、最大2ヶ月間コネクタを繋いで充電することなく使用することができるという。日差しの強い国では、最大で7ヵ月間充電不要になるだろう。

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だが、太陽光発電以上に印象的な機能は、ほぼどこからでも充電できることだ。Lightyearの技術により、世界中のどんなコンセントも充電ステーションとして利用することができる。通常の家庭用コンセントに接続すれば、1時間で32kmの航続距離に相当する電力を充電することができる。

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Lightyearは11月に最初の納車を開始すると約束しており、太陽光発電機能という、今までの電気自動車になかった新たな機能のみならず、新たに「最も空力特性に優れた量産車」という称号を得たことで、大いに注目を集めることは間違いないだろう。

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この記事を書いた人

TEXAL管理人。学校の授業でMS-DOSを使っていたくらいの年代。Windows95の登場で衝撃を受け、テクノロジー業界に興味を持つ。以来ガジェット・ゲーム情報を追い続けてうん十年。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題も大好き。

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