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フェラーリが初のSUV(同社はそう呼びたくない)「Purosangue(プロサングエ)」を発表

あのFerrariもSUVを出す事になった。LamborghiniがSUVを出したことから、恐らくそのうちにとは言われていたが、同社はこれを「SUVではない」と主張している。

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Purosangueは、イタリア語でサラブレッドを意味する。

Ferrariは現在、296GTBとSF90 Stradareにプラグインハイブリッドのバリエーションを用意しているが、Purosangueでは内燃機関のままで行くことにした。2026年までにバッテリーのみとプラグインハイブリッドの比率を60%にすることを目指していることを考えると、これは難しい決断だったのだろう。

Purosangueは来年から発売される予定なので、電気自動車のパワートレインを選択することもできたはずだが、同社に期待される性能を保証することができないため、それを見送ったようだ。

この新型エンジンは最高出力725ps、最大トルク528ft lbs(716Nm)を発揮し、バルクヘッドの下に格納されているため、フロント49パーセント、リア51パーセントという完璧に近い重量配分を実現している。また、812 Superfastに搭載されているピーキーなV型12気筒エンジンとは異なり、そのパワーの80%は2,100rpmという低回転域から発揮される。

パワーはデュアルクラッチ・トランスアクスル・トランスミッションを介して4輪に供給され、7つの「快速」レシオとオーバードライブ式の8速ギヤを備えている。車両重量は2,180kg(最軽量の乾燥重量は2,033kg)と重いものの、0-100km/hまで3.3秒、最高時速310km/hを可能にするパワートレイン構成を備えている。Ferrariは、このモデルのフィオラノテストコースでのラップタイム指標について口を閉ざしているが、アクティブサスペンションと豊富なシャシー技術により、決して遅くはないだろう。

室内は、4つのシートが個別に調整でき(5人乗りのオプションはない)、トランクには16.7立方フィートもの荷物が入る。後席には大人が乗れる十分なスペースがあり、素材の質も一級品だ。さらに、軍服に使われるバリスティックファブリックを使った丈夫な(そして防弾の)フロアカバーも採用されている。ファッション性と機能性をこれほどまでに効果的に融合させたインテリアは、そう多くはないだろう。

Purosangueの価格は39万ユーロ(US$390,000)で、Lamborghini Urus や Bentley Bentaygaの価格(それぞれ22万5000US$、20万6800US$)よりも高い設定となっている。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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