Appleのリモートワーク削減の方針が優秀な人材の流出を招いている

masapoco
投稿日 2022年5月8日 13:34

Appleの機械学習担当ディレクターであるIan Goodfellow氏が、オフィス復帰をめぐる方向性の違いから、退社を決めたことが明らかになった。

機械学習分野で著名な研究者が、Appleで3年過ごした後、同社を離れる決意をしたようだ。Goodfellow氏はスタッフへの電子メールで、退社が近い事を伝えている。

正式な退社理由は不明だが、Goodfellow氏は、Appleによる従業員のオフィス復帰の方針が問題であると漏らしていた。The VergeのZoe Schiffer氏によると、Goodfellowはメモに「もっと柔軟性があれば、私のチームにとって最良の方針だったと強く信じています」と書いているようだ。

Goodfellow氏は、LinkedInのプロフィールによると、2019年3月に“Special Projects Groupにおける機械学習ディレクター”としてAppleに入社したとのこと。プロフィールはまだ退社に伴う更新はされていない。

Goodfellow氏はAppleに入社する前は、Googleでシニアスタッフ・リサーチサイエンティストとして勤務していた。彼は、システムの精度を向上させるために、競合する2つのニューラルネットワークを互いに対立させるGenerative Adversarial Networks(GANs)の研究でも知られている。

Goodfellow氏がAppleと対立する問題となった方針は、同社が4月11日以降、従業員に週1日からのオフィス勤務を再開するように要請し、時間をかけて徐々にオフィスで勤務する日数を増やしていくというものであった。

Appleの社員全員がこの計画の推進を望んでいるわけではない。少数の従業員を対象としたある調査では、多くの従業員が積極的に他への就職を希望しており、その理由として、職場復帰の方針、COVID感染の可能性、有害な社風、ワークライフバランスの欠如などが挙げられている。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • 17 0188 17
    次の記事

    素粒子物理学の標準模型が崩れる可能性 – 専門家が解説

    2022年5月8日 14:00
  • 前の記事

    【レビュー】マグネット式スマホリング – Anker 610 Magnetic Phone Grip (MagGo)

    2022年5月7日 17:54
    1V8A3622
この記事を書いた人
masapoco

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • Apple iPad Pro Magic Keyboard M2 hero 2up 221018

    新型iPad ProとiPad Airは5月初旬の発売になる可能性が報じられる

  • TSMC FAB18

    TSMCの3nmノードが急成長、2024年は収益の20%以上を占める可能性

  • iphone 12

    iPhoneを箱から出さずにアップデートするApple Storeの秘密のマシンの外観が初公開

  • Apple WWDC24 event announcement hero

    Apple、「WWDC 2024」を6月10日から14日開催すると発表、“Absolutely Incredible”なイベントを予告

  • eu flags

    Apple、Google、Metaが欧州デジタル市場法違反により調査を受け、高額な罰金の可能性

今読まれている記事