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AirTagは最新のファームウェアアップデートにより、“未知のAirTag”の位置が特定しやすくなった模様

Apple今週の初めにAirTagのファームウェアアップデートをおこなった事は既にお伝えしているが、そのアップデートでどのような更新が行われたのかについてはその時点でアナウンスがなかった。現在、同社は新しいサポートドキュメントをリリースし、あなたやあなたの持ち物に付けられた未知の(恐らく自分のではない)AirTagが検出された時に慣らされるサウンドを調整したことを報告している。

この記事の要点
  • Appleが行った最新のAirTagファームウェアアップデートにより、未知のAirTagが検出された際に、気付きやすくなるような修正が行われている
  • 修正内容は、サウンドの調整となり、最も大きな音のトーンを発する事で検出しやすくなっているとのこと

AirTagの最新ファームウェアアップデートでストーカー行為に対する修正を行っている

AppleのAirTagは、そのリリース以来かなりの数が出荷され、家の中での持ち物の発見や、旅行中に荷物を紛失した場合の追跡など、様々な用途で利用されている。

AirTag Leather loop

しかし、この落とし物トラッカーは、Appleが本来意図している物とは違って、いわゆるストーカー行為などの「悪意のある使い方」にも用いられていることが分かり、同社はそれに対して本格的に取り組む姿勢を明らかにしている。Appleは、誰かがあなたやあなたの持ち物にAirTagを取り付けた場合、音を出して、それを見つけることができるようにしている。そして、今回の最新のファームウェアアップデートで、Appleは未知のAirTagが発するサウンドに手を加えたようだ。

AirTagファームウェアアップデート1.0.301

不要なトラッキングに関連したサウンドを調整し、不明なAirTagをより簡単に見つけられるようにします。

iOS14.5以降が必要です。

Apple Support

具体的には、未知のAirTagが検出された際に、最大音量のアラートで知らせるように修正されたとのこと。この修正については、以前Appleが、AirTagを用いたストーカー行為に対しての対策を発表していた中で、今後AirTagに対して行われる修正の1つとしてアナウンスされていた内容の1つが実現した物と思われる。

より大きなAirTagサウンド

iOSユーザーが不要な追跡アラートを受信すると、AirTagにサウンドを再生させて、追跡を容易にすることができます。Appleは、トーンシーケンスを調整して、最も大きなトーンをより多く使用し、「AirTags」をより見つけやすくします

Apple – An update on AirTag and unwanted tracking

このアップデートはまだ広く利用可能にはなっていないが、今後すべてのAirTag所有者に徐々に公開されていくとのことだ。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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