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Intel ディスクリートGPU 「Arc Alchemist」をラップトップ向けに3月30日にリリース

Intelは、同社開発のディスクリート(単機能)GPU「Arc Alchemist」の発表イベントを3月30日午前8時(現地時間)から開催すると、特設Webサイトで告知した。

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ラップトップ用のIntel ArcAlchemist GPUは第1世代Xe-HPGグラフィックスアーキテクチャを搭載

第1世代Xe-HPGグラフィックス・アーキテクチャを採用したノートPC向けゲーミングGPU「Intel Arc Alchemist」が3月30日に発表される。

このイベントにて、IntelのディスクリートGPU「Arc Alchemist」を発表し、具体的な製品のリリース日が発表される見通しだ。ノート向けGPUは第1四半期に行われると見られている。デスクトップは2022年第2四半期に、ワークステーションは2022年第3四半期に発売される予定だ。

Intel Arc Alchemistのラインナップは、ダイサイズの大きな「SOC 1」と小さな「SOC 2」という2つのSKUによって構成されている。SOC 1はDG2-512構成で、Arc A700とArc A500シリーズに利用され、SOC 2はDG2-128 SKUを利用し、Arc A300シリーズに利用される予定である。

Intel Arc A300シリーズGPUは、デスクトップのArc A380、モバイル向けのArc A370MとArc A350Mなどからなる。これら3つのグラフィックスソリューションはすべて、SOC 2「DG2-128」SKUを採用している。Arc A300シリーズは、最大8個のXe-Core、128個の実行ユニット、1024個のALU、128-bit(14Gbps)のメモリソリューション、そしてTSMCの6nmプロセスノードで製造される。DG2-128 SOC2は、まずノートPC向けに展開され、数カ月後にはハイエンド版も展開される模様だ。

また、Intelは、3月23日と24日に複数の基調講演が予定されているGDC 2022において、Arc Alchemistのグラフィックス機能についてさらに詳しく説明する見込みだ。

Intel Xe-HPGベースのディスクリート Alchemist GPU構成:

GPUグラフィックカードGPUダイ実行ユニットシェーディングユニット(コア数)記憶容量メモリ速度メモリバスTGP
Xe-HPG 512EUARC A780?Alchemist-512EU512 EU4096最大32/16GBGDDR618/16/14 Gbps256ビット〜225W(デスクトップ)
120-150W(ラップトップ)
Xe-HPG 384EUARC A580?Alchemist-512EU384 EU3072最大12GBGDDR616/14 Gbps192ビット150-200W(デスクトップ)
80-120W(ラップトップ)
Xe-HPG 256EUARC A550?Alchemist-512EU256EU2048最大8GBGDDR616/14 Gbps128ビット60-80W(ラップトップ)
Xe-HPG 128EUARC A380?Alchemist-128EU128EU1024最大6GBGDDR616/14 Gbps96ビット〜75W(デスクトップ)
Xe-HPG 128EUARC A350?Alchemist-128EU128EU1024最大4GBGDDR616/14 Gbps64ビット35-50W(ラップトップ)
Xe-HPG 96EUARC A330?Alchemist-128EU86EU768最大4GBGDDR616/14 Gbps64ビット〜35W(ラップトップ)

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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