カリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置く、プライバシー重視の検索エンジンを提供する「You.com」は、インターネット検索体験を全く新しいレベルに引き上げることを約束する画期的な新しい「マルチモーダル会話型AI」システム、YouChat 2.0の発売を発表した。
同社のブログによると、オリジナルのAI検索アシスタント技術は、MicrosoftとGoogleが大々的にAIチャットボットを発表する前の昨年12月に導入された。しかし、今まで利用することはできなかった。
しかし、ChatGPTベースのBingとGoogle Bardが、不正確な検索結果で非難を浴びる中、You.comは、長い複雑なクエリに対してよりダイナミックで信頼できるソリューションを提供する、GoogleとChatGPTがまだ行っていない「マルチモーダル検索」を搭載することによって、両社に対抗していくようだ。
マルチモーダル検索とは、クエリに答える際にテキスト以外の要素を追加することで、より正確でニュアンスのある回答が可能になるものだ。例えば、ある企業の市場シェアについて質問すると、AI画像ジェネレーター、株式市場ウィジェット、Wikipediaなどの統合アプリを活用したビジュアル分析が返されるという。YouChat 2.0は、アプリ、Webリンク、引用文献からの重要なデータをブレンドする大規模言語モデルであるC-A-Lを組み合わせ、チャート、画像、ビデオ、表、グラフ、テキスト、コードなどの複数のリッチメディアコンテンツでリアルタイムに結果を提供するという。
YouChat 2.0は、そのAI機能を接続されたアプリやWeb上のデータと融合させ、何かを検索する際に、不正確な数字かもしれないものを引き出そうとするのではなく、質問に答えるテキストや、より視覚的な情報を提供することが出来るという。また、AI検索アシスタントは、マルチモーダル検索からさらに情報を引き出すことができる「会話」をすることが出来るという。
同社は、YouChatを動かす基盤技術については口を閉ざしているが、画像の作成、コードの記述、複雑なアイデアの説明の検索、さらにはテキストコンテンツの作成を支援するなど、YouChatは「すべてを行う」ことができるとしている。
YouChatは、ついに本番稼動が開始されたので、実際の動作は実際に試してみるのがわかりやすいだろう。You.com
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