2022年FIFAワールドカップ、通称カタール大会がいよいよ開幕し、新型コロナウイルス感染症による規制が緩和された中での開催と言うことで、世界中がこのビッグイベントに沸いている。そして、このビッグイベントで、どの国がチャンピオンになるのか、人々は興味津々だろう。
今回、Alan Turing研究所の予測モデルによると、男子サッカーワールドカップでブラジルが優勝する確率は25%だとのことだ。確率としては低いようにも見えるが、他の多くの国はこの確率よりもかなり低いようだ。
- Alan Turing Insutitute: Can our algorithm predict the winner of the 2022 football World Cup?
- New Scientist: Brazil picked as 2022 World Cup winners by Alan Turing Institute model
New Scientist誌で報告されたように、英国にあるAlan Turing研究所の予測プログラムでは、ブラジルは公開されているモデルで4分の1の確率で優勝すると見られているのに対して、イングランドは10%以下の確率とのことだ。
人々が自宅のPCで実行できるモデルで、一般的なノートPCで1000大会のランスルーが15分で完了するもので、Alan Turing研究所のNick Barlow(ニック・バーロー)氏らが作成した。
「私たちが行うほとんどのことで、オープンソースにすることは非常に重要です。私たちは、人々が参加して、私たちのコードを使い、それに貢献することを奨励しています。」と、Barlow氏はNewScientist誌に語っている。
ブラジルの次に優勝確率の高い国はベルギーで、予想では19%。その次がアルゼンチンの13%だ。
研究者たちは、国際親善試合で対戦するチームの強さの違いを考慮し、またカタールでは母国を除いたすべてのチームに存在することになるホームアドバンテージを排除するために、モデルを修正したのだそうだ。この方法は、国内リーグの試合でよく使われる方法で、チームに守備と攻撃のスコアを割り当てる。
過去の大会で学習させ、予測と実際の結果がどの程度一致しているかを確認し、その結果に応じてモデルを調整するとともに、準決勝や決勝など特定の試合の結果や最近の試合の結果をより重視するように変更したのだ。
この予想プログラムがうまくいくかどうかは、12月18日にわかるだろう。今はただ、試合を見て楽しむだけである。
2022年カタール大会の詳細
2022年FIFAワールドカップは第22回FIFAワールドカップであり、FIFA加盟団体の男子代表チームによる国際協会サッカー競技大会である。2002年に日本と韓国で開催されたワールドカップは、アジアのみで開催された2回目のワールドカップだった。今回のワールドカップは、アラブ諸国では初の開催となる。2026年の大会では48チームに拡大されるため、32チームが参加するのは今大会が最後となる。大会の試合は8カ所で行われる。
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