多くのデバイスがそうであるように、第1世代というのはやはりどこか作り込みが甘いのが常なようだ。
iFixit(アイフィックスイット)が新たに公開した「Pixel Watch」の分解動画では、Google(グーグル)初のスマートウォッチの内部が明らかになったが、その内部構造はやはり他社に比べるとどこか「醜い」作りになっているとのことだ。
ディスプレイの交換は不可能ではなさそうだが、そのためにはバッテリーを外す必要があるようだ。これは、レイアウトがあまり理想的ではない事に起因する。また丸く飛び出たガラスのディスプレイは、何かにぶつけたり、落としたりすると、全面ガラス張りの角が割れてしまう可能性が高く、これを防ぎたい場合はバンパーケースを付けて、本来のシンプルな外観を隠さなければならない。
iFixitは4分間の動画の中で、Google Pixel Watchの内部構造が非常に「醜い」ことを明らかにしている。前面を割った後、iFixitのSam Goldheart(サム・ゴールドハート)氏は、「すぐに、私たちが Android の国にいることが明らかになりました。Apple のすべての分解作業の後で、銀色のバッテリー ポーチと Kapton テープを見ることは、ショックと言うほかありません」触覚フィードバックブザーは「ちょっと醜いです」とさえ述べている。これは、Appleが創業者のSteve Jobs(スティーブ・ジョブズ)氏から受け継がれている哲学である、「誰も見ていないフェンスの裏側も、表側と同じように立派にしなければならない」というデザイン哲学によって、その製品の内部でさえ見栄え良く作り込んでいることと比べると、まさに雲泥の差とでも言えるべきものだ。
iFixitはPixel Watchに修理の点数をつけていないが、修理にプラスになる点としては、背面ガラスが前面と同じように飛び出し、どのセンサーにも接続されていないことは評価している。もし、何かの拍子に背面板を割ってしまっても、交換するための作業はそれほど必要ないとのことだ。Goldheart氏は、Googleが開発した新しいバックプレート用接着剤にも感心している。ただ、残念なのは、ボタンやリューズはどれも交換できないようだ。
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