昨日Pixel 7が発表されたばかりだが、ネット上では既に分解されて調査が行われている。発売前なのに、なぜそれが可能なのか疑問ではあるが、実際に動画が公開されているので見てみよう。それによると、Googleが、昨年のモデルから加えた変更点のいくつかを確認することが出来る。
PBKreviewsによる分解動画によると、Pixel 7 Proの内部構造はPixel 6 Proにかなり近いが、いくつかの改良と洗練を見ることが出来る。Googleは今年、グラファイトのサーマルテープをよりきれいに仕上げてきた。Pixel 6 Proでは、3つの異なるセクションのサーマルテープがあったが、カメラ、SoC、バッテリーを覆うグラファイトのブロックが1つになっている。
Pixel 6では、昨年バッテリーの上を走っていたミリ波アンテナケーブルをGoogleが覆いたくなかったため、グラファイトシールが複数のパーツに分かれていたが、Pixel 7 Proでは、ミリ波アンテナケーブルはずっと長くなり、金属製のミッドフレームの下でバッテリーの外周を回っている。ケーブルが邪魔にならないので、バッテリー、カメラ、SoCの上にサーマルテープの表面積をずっと大きくすることができている。Googleは、これまでUSB-Cポートの近くにあったいくつかの熱伝導テープを取り除いたが、プロセスノードの変更とSoCの周りに集中するテープの増加により、より低温での動作になることが期待される。
修理の容易さについては、まず前面のスクリーンが飛び出しているので、スクリーン交換は接着剤の処理だけのワンステップで済む。PBKReviewでは背面ガラスを外すことができなかったので、背面ガラスが粉々になったら金属フレームごと交換することになりそうだ。USB-Cポートはメインボードにハンダ付けされているので、充電ポートが壊れたら修理代がかかる。バッテリーにはプルタブがあるが、やはりバッテリーの接着剤を先にアルコールに浸しておかないと動きません。混同してしまうのです。
コメントを残す