NVIDIAは 2024 会計年度第 3 四半期(2023 年 10 月 29 日終了)の業績を発表した。
売上高は181億2000 万ドルと過去最高を更新している。特にデータセンター事業がAIと高性能コンピューティング(HPC)向けGPUの需要増に後押しされ、前四半期比、前年同期比ともに大幅な伸びとなった。
NVIDIAのJensen Huang最高経営責任者(CEO)は声明の中で次のように述べている:
大規模な言語モデルの新興企業、コンシューマー・インターネット企業、グローバルなクラウド・サービス・プロバイダーが先陣を切り、次の波が築かれ始めている。国や地域のCSPは地域の需要に応えるためにAIクラウドに投資しており、企業のソフトウェア会社は自社のプラットフォームにAIコパイロットやアシスタントを追加し、企業は世界最大の産業を自動化するためにカスタムAIを作成しています。NVIDIA GPU、CPU、ネットワーキング、AIファウンドリーサービス、そしてNVIDIA AI Enterpriseソフトウェアは、成長エンジンとしてフルスロットル状態です。生成AIの時代が幕を開けようとしています。
具体的には、売上高は前年同期比206%増の181億2000万ドル、純利益は1,259%増の 92億4300万ドルと大幅に伸長した。また、粗利益率は74%と前年同期比20.4%改善している。
成長めざましいデータセンター事業は、Hopper アーキテクチャーを基にした HGX プラットフォームへの需要がクラウド各社やスタートアップ、大手企業から前例のないほど高まったことから、売上高は前年同期比 279%増の145億1000万ドルと過去最高を大きく更新した。さらに AIやHPC用GPUなど他のデータセンター製品も好調だった。
ゲーム事業は歴史的なピーク時には及ばないが、前四半期比15%増、前年同期比 81%増の28億5600万ドルと堅調な回復が見られる。PC市場も回復基調にあることから、GeForce RTX 40 シリーズのデスクトップ向け製品とノートPC 向け単体グラフィックスプロセッサの販売が伸びた。NVIDIAは第 4 四半期の売上高を前年同期比 20% 増の 200 億ドル前後と予想している。
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