Valve は、プレイヤーが Steam でのゲームプレイにおける体験の向上に向けて様々なアップデートを行っており、最新のアップデートでは、ベータ版クライアントで Nintendo Switch Joy-Conを使用できるようになったことが明らかになった。Steam PCのゲーマーのうち、キーボードとマウスによる操作を行っているユーザーが大多数だが、選択肢が増えることはユーザーにとっては悪いことではないはずだ。
- Steam : Steam Client Beta – August 4
- The Verge : Valve is working on Joy-Con support for Steam
- Game Spot : Steam Beta Adds Full Switch Joy-Con Support
家にSwitchがあって、PC用のジョイパッドを持っていない場合でも、今回のSteam Beta版からは、SwitchのJoy-Conを1つ使うミニチュアコントローラーか、Joy-Con2つを組み合わせた高機能なミニゲームパッドにアクセスできるようになった。この追加機能は、PCでパーティゲームを実行する場合に、かなりの恩恵となるだろう。
とはいえ、Nintendo Switchのコントローラーは単体で見た場合はそれほど優れた物でもない。まずは人間工学的観点から言うと、実際に使ってみればお分かりと思うが、Joy-Con1つでゲームプレイをするのは長時間のプレイには全く不向きだ。Joy-Conを2つ連結したジョイパッドでも、MicrosoftやSonyのコントローラーに比べると握り心地が悪く、出来る事ならProコントローラーを使う事を勧めたいくらいだ。
Joy-Conのもう一つの問題は、信頼性だ。実際に感じている方も多いと思うが、通常の使用でも劣化しやすい耐久性が問題になっている。任天堂は、Joy-Conのスティックが勝手に動く問題で訴訟を起こされている。とはいえ、この問題は同じような出っ張りのある親指スティックを持つ他のコントローラーでも、例えばSteam Deckに内蔵されているものを含めて同様の問題が発生していることは公平を期すために申し添えておこう。
もしSteamでNintendoJoy-Conを使うことに興味があり、すぐにでも使いたいと言うことならば、今日からクライアント設定でベータアップデートにサインアップすることで可能となる。これを行うには、クライアントウィンドウの左上で、Steam > 設定 > アカウントをクリックする。ウィンドウの右下付近に、「ベータ版参加」のオプションが表示されるので、後はアナウンスに従えば可能だ。一方、すでにSteamベータ版ユーザーの方は、BluetoothでJoy-Conに接続し、Steam>設定>コントローラー>コントローラー全般の設定からSteamで設定することが可能だ。
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