Googleでどのような検索クエリがトレンドになっているかを調べるのは難しくないが、どのような検索クエリが最も広告費を稼いでいるかを知るチャンスは中々ないだろう。現在進行中の独占禁止法裁判の中で提出されているGoogleの内部資料から、Google検索で最も収益の高い検索クエリのいくつかが明らかになった。
The Vergeが取り上げたように、Googleとの米国反トラスト法裁判中に公開された電子メールには、Google.comの検索クエリの上位ランキングのリストが示されている。
Googleのすべての検索が同じ金額をもたらすわけではなく、事実に基づいた検索には広告がまったくないこともあれば、製品や価格に関する検索には広告がびっしりついていることもある。そして、その傾向は、2018年9月22日の週の検索クエリのこのリストを見れば一目瞭然であり、Googleにもたらす収益によってランク付けされた検索を見るのは初めてのことだ。
実際の上位20クエリは以下の通りだ:
- iphone 8
- iphone 8 plus
- 自動車保険
- 自動車保険
- 格安航空券
- 自動車保険見積もり
- direct tv
- オンライン・カレッジ
- AT&T
- hulu
- iphone
- uber
- spectrum
- comcast
- xfinity
- 保険見積もり
- 無料信用調査
- 自動車保険
- アープ
- ライフロック
これらの多くは、特に「格安航空券」や「自動車保険の見積もり」の場合、競争力があり、収益性の高い広告トピックであるため、高額な広告費を投じるのに非常に理にかなっている。
しかし、AppleのiPhone 8とiPhone 8 Plusがそれぞれ1位と2位を占め、2017年の発売日から丸1年が経過していることに注目したい。一般的な検索「iphone」も11位とさらに下位にランクインしている。
Appleの2つのメインストリームスマートフォンが、それらとそのアクセサリーの背後にある膨大な市場需要から、異常な収益を牽引していることは、ほとんど驚きではない。キャリア、アクセサリーブランド、小売業者、そしておそらくApple自身も、これらの検索キーワードで上位の広告枠を争うのに事欠かない。The Vergeが指摘するように、Googleは以前から、競合他社にトップの座を奪われないよう、ブランドは自社製品の広告枠に入札することを推奨しており、iPhoneがこのリストの上位に表示され、Hulu、Uber、Comcast、AT&Tなどの企業がこのリストに表示される理由のほんの一部であると思われる。
これらの検索が実際にもたらした広告費は、公表された文書では編集されているが、これらの多く、特にiPhoneが2023年になってもリストの上位にあることは、おそらく間違いないだろう。
Source
コメントを残す