Googleの次世代AI「Gemini」は登場が2024年1月に延期された

masapoco
投稿日 2023年12月3日 8:59
googleai

Googleは、年次開発者会議「Google I/O 2023」で次世代基盤モデル「Gemini」を発表したが、The Informationの報道によると、このGeminiの登場は予定されていた2023年12月初旬には間に合わず、2024年1月に延期されたようだ。

The Informationによると、Geminiは来週、カリフォルニア、ニューヨーク、ワシントンで政治家や政策立案者を対象とした一連のイベントで大々的に発表されるはずだったようだ。

だが、Google「AIが英語以外のクエリを確実に処理できないことが判明した」ため、Sundar Pichai氏は発表の延期を決定したとのことだ。GoogleはGeminiが最終的にOpenAIのGPT-4に匹敵するか上回ることを目標としている。The Informationの情報筋によれば、同社はGeminiが”いくつかの点でその基準を満たした”と述べているようだ。

CEOは11月に「できるだけ早くGemini 1.0を出すことに集中しており、競争力があり、最先端であることを確認し、そこから構築していく」と述べた。現時点では、Googleはまだ「Geminiの主要で最も大きなバージョンの最終調整を行っている」とのことだ。

I/Oで、GoogleはGeminiが「以前のモデルでは見られなかった印象的なマルチモーダル機能を備えている」と述べた。テキストと画像を理解することに加え、別の目標は「ツールやAPI統合に非常に効率的である」ということで、Geminiをさまざまなサイズのサードパーティ開発者に魅力的なオファリングにするために作業している。ちなみに現行のPaLM 2には4つがあり、モバイル用の軽量版「Gecko」も含まれている。また、GeminiはAlphaGoの技術を使い、テキストを分析するだけでなく問題解決や計画といった新しい機能を提供することを目指しているとのことだ。

そして、Geminiが最終的にGoogleの他のサービスにどのような形で統合されるのかもまた興味深いところだ。


Source



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • file 20231127 17 nls0xj
    次の記事

    私たちは巨大な空洞に住んでいる?宇宙膨張の謎が解けるかもしれない

    2023年12月3日 10:40
  • 前の記事

    世界は原子力発電を加速させる方向に舵を切った

    2023年12月3日 8:33
    nuclear reactor

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • openai

    OpenAI、15秒の音声サンプルから感情豊かで自然な音声を合成できる「Voice Engine」を発表

  • a04c35e8e555c1cc7ae1d6a5f3159856

    MicrosoftとOpenAI、1000億ドル以上をかけて超人的AI開発のためのスーパーコンピューター「Stargate」を開発する計画

  • Sam Altman TechCrunch SF 2019 Day 2 Oct 3 cropped cropped

    ベンチャーキャピタリスト、OpenAIのSam Altman氏を“誇大妄想的”と非難

  • google logo image

    Googleが非営利団体を対象に2000万ドルの資金を提供し生成AI活用を支援

  • Pixel 8 in Rose.max 936x936.format webp

    Google、方針を転換しPixel 8にもGemini NanoによるオンデバイスAI機能を搭載へ

今読まれている記事