Googleは、デジタルデバイスから発せられる様々な「通知」について、同社が行っている実験を「Little Signal」という新たなサイトで公開している。
Little Signal : 公式サイト
- Googleは、“人間の邪魔をしないアンビエント通知”の同社の研究内容を披露した
- 新たな通知には、「空気を吹き出す」、「影を動かす」、「ボタンをひねる」など、その他の手法が含まれる。
- Googleは、この概念を「Little Signals(リトルシグナル)」と呼び、新しいインタラクションデザインを模索している。
Googleは“人間の邪魔をしない”アンビエント通知の研究成果を発表
Googleは、人間の環境におけるテクノロジーとの関わり方を再構築するための実験を2019年から行っている。今回発表された「Little Signals」と呼ぶプロジェクトは、その成果物だ。
「人間の邪魔にならずに、落ち着いた時間を楽しむ事が出来る」ような通知を目指して研究が進められているという。
同プロジェクトでは新しい「通知」の方法を模索しているようで、例として空気の動き、動く影、ボタンのひねり、タップなど、さまざまな感覚的な合図によって通知を配信するデバイスで構成されている。
公開されているデモでは、Air、Button、Movement、Rhythm、Shadow、Tapの6種類のガジェットが用意されている。
「各オブジェクトには、空気の吹き込みや周囲の音など、独自の通知方法があります。さらに、それらの小さな動きやシンプルなコントロールは、オブジェクトに命を吹き込み、変化する環境やニーズに対応できるようにします。」とGoogleは述べている。
Googleがこの実験を今後のGoogle Home対応デバイスにどのように実装するつもりなのかは今のところ明らかではないが、1つの方向性を示した意欲的な内容だ。
この実験はまだ初期段階だが、GoogleはArduinoを使ってコンセプトを具体化するためのチュートリアルを提供しており、そのコードはExperiments with Googleのウェブサイトからダウンロードすることができるようになっている。
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