Googleは、MWC 2024にあわせて、Android AutoやWear OS、さらにGeminiなど、Androidとそのエコシステムのためのいくつかの新機能を発表した
GoogleメッセージがGeminiとチャットを開始
Googleメッセージがアプリ内でGeminiにアクセスできるようになった。Googleメッセージの中で、Geminiはメッセージの下書き、アイデアのブレーンストーミング、イベントの計画などに役立つ。Gemini とのチャット体験はベータ版として提供され、今のところ英語での提供に限定される。
Android AutoにAIテキスト要約が追加
Googleは、Android Auto向けの新しいテキスト要約機能を提供し、ドライバーがスマートフォンに届く通知が気になって運転に集中出来ないと言う状況を改善しようとしている。
この機能はGalaxy S24シリーズの発売と同時に発表され、現在広く利用できるようになっている。Android Autoは今後、AIを使って運転中のテキスト・メッセージやグループ・チャットを要約する。また、関連する返信やアクションが提案されるため、メッセージを送信したり、ETAを共有したり、通話を開始したりする際に1回タップするだけで簡単にできるようになる。
Googleドキュメントが手書きマークアップに対応
Googleドキュメントに便利なマークアップ機能が追加され、ドキュメントに手書きの注釈を追加できるようになった。Androidスマートフォンやタブレットで、指やスタイラスを使うことができる。
さまざまなペンの色や蛍光ペンなど、選べるマークアップツールがいくつか用意されているので、文書へのフィードバックも簡単だ。
Androidの出力スイッチャーがSpotify Connectデバイスに対応
Androidの出力切り替え機能を使えば、YouTube Musicで音楽を再生する際にデバイスを切り替えることができる。CES2023でGoogleは、Spotify Connectデバイスにこの機能を提供するためにSpotifyとも協力していると発表した。時間はかかったが、Googleによると、Androidの出力切り替え機能で、Spotify Connectデバイス間でSpotifyの出力を切り替えられるようになった。
FitbitアプリがHealth Connectのデータを表示可能に
AndroidのFitbitアプリはすでにHealth Connectとデータを同期できるが、今回、他のアプリを通じてHealth Connectに送信されたデータを表示することもできるようになった。Fitbitアプリは、AllTrails、Oura Ring、MyFitnessPalのような他のアプリのデータを表示することができ、1つのアプリ内であなたのフィットネスをより良く包括的に把握することができる。
Fitbitタブ内のYouタブに移動すると、Fitbitデータの横に接続アプリのデータが表示されます。Todayタブには、Health Connect対応アプリからの運動量、歩数、消費カロリー、請求階数、移動距離などのデータが表示される。
Wear OSスマートウォッチで搭乗券などが正式に利用可能に
Wear OSウォッチでGoogle Walletのパスを表示する機能が正式に展開された。ユーザーは、Google Walletを通じてWear OSスマートウォッチで直接、搭乗券、イベントチケット、ジムの会員証、ポイントカードなどにアクセスできるようになった。どのパスを非表示にするか、または表示するかを選択できるので、必要なときに手元に置いておくことができる。
Wear OSのGoogleマップが公共交通機関の案内を追加
公共交通機関の案内がWear OSのGoogleマップで利用できるようになった。これにより、スマートフォンをポケットに入れたまま、手首をちらっと見て次のステップを確認することができる。バスや電車、フェリーに確実に乗れるよう、目的地までのナビゲーション案内をコンパスで得ることができる。また、携帯電話から腕時計に道順を映し出し、ハンズフリーでナビゲートすることも可能だ。
マップのレンズでスクリーンリーダーをサポート
2023年10月、GoogleはマップのレンズをAI機能でアップグレードした。Googleマップ内で、検索バーのレンズアイコンをクリックし、スマートフォンのカメラを周囲に向けると、近くのATMやレストランなどの情報を見つけることが出来る様になった。
本日、Googleは、マップのレンズのスクリーン・リーダー・サポートを強化することを発表した。スマホのTalkBack機能が、営業時間や評価など、その場所の情報を読み上げてくれるようになった。
AndroidのLookoutでAIが生成するキャプションがグローバルに展開中
2023年9月、Googleはアクセシビリティ・アプリ「Lookout」に新しい画像Q&A機能を追加すると発表した。この機能は、AIを使って写真、オンライン画像、メッセージに含まれる画像の説明を自動生成する。説明文に加えて、画像をさらに説明するための質問をすることもできる。この機能は現在、英語ユーザーを対象に全世界で展開されている。
Sources
- Google The Keyword: 9 new Android features to help you stay productive
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