OpenAIのAIチャットボットChatGPTは、まもなくより賢くパーソナライズされた物になりそうだ。
既に11月の時点で一部ユーザーが自分のChatGPTメニューに「You GPT can now learn from your chats」とされる記述を発見し、X上で報告していた。これは、OpenAIの説明文によれば、以下の機能向上が期待出来る可能性がある。
- より一貫性のあるチャット:OpenAIによると、GPTモデルはチャットの内容を学習し、より適切な応答をもたらす。
- 時間の経過とともに向上:GPTモデルは時間が経つにつれて、詳細や好みを記憶し、より親切になる。
- 覚えておいて欲しい事をカスタム出来る:GPTモデルが記憶する内容は、メッセージで簡単にカスタマイズできる。OpenAIは、ChatGPTの記憶に影響を与えるメッセージの例として、”常にPythonで書く”や “前回のプロジェクトのことは全て忘れる”を挙げている。この記憶は設定で無効にすることもできる。
加えて、カスタマイズが加えられていない“素”の状態のChatGPTを一時的に利用出来るオプションも提供され、簡単にスイッチャーで切り替えが可能だという。一時的なチャットはチャット履歴に表示されないため、そのデータはモデルのトレーニングには使用されないようだ。
ChatGPTプロジェクトAIPRMに携わるウェブ開発者Tibor Blahoも、ソースコードに追加の証拠を示した。その関数はHTMLの “Sunshine “というコードネームで見ることができるため、Blaho氏はそれを “Project Sunshine”と名付けている。
Blaho氏によると、OpenAIは検索機能やGPTストアのローンチにも取り組んでいる。OpenAIがGPTのマーケットプレイスを計画していることは知られており、ローンチは11月に予定されていたが、OpenAIのCEO Sam Altman氏の解任と復職をめぐる騒動のため、2024年に延期された。
Sources
- LinkedIn: Tibor Blaho
- Jush@X
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