Amazonの作業の自動化は様々な部分に及んでおり、配送も例外ではない。同社はドローンによる配達に関して、長年研究を続けている。そしてその結果として、同社は今日、最新の配達用ドローン「Prime Air」を公開した。このドローンは、より軽量で、より静かで、そして、なんと雨の中でも稼働できるとのことだ。
2013年に初めてドローン配送のアイデアを発表して以来、Amazonは20数機のプロトタイプを作成し、米国、英国、カナダでテストを実施してきた。今年初めには、MK27-2と呼ばれるドローンを発表し、空中での安定性を高めると主張するユニークな六角形の機体を公開した。このドローンは、今年後半に予定されているカリフォルニア州とテキサス州での配送試験で活用される予定だ。しかし、同社はMK27-2の後継機として、MK30と名付けたドローンを発表し、さらにその歩みを進めている。
新型ドローンは、数百メートルの上空を垂直に飛行し、自律的に操縦して着陸し、最大5ポンド(2.27kg)の荷物を配送出来るとのことだ。また、新型のMK30は、現行の六角形のMK27-2ドローンよりも軽量・小型で、プレスリリースに書かれているように、「連邦航空局など国の航空宇宙当局による厳しい評価を受け、安全性と信頼性を証明」する予定だ。
また、前モデルのMK27-2は、高周波の音波を最小限に抑えるために特別に設計されたプロペラを搭載していたが、エンジニアがこのプロペラの設計にさらに磨きをかけ、MK30の騒音特性をさらに25%低減したとしている。
規制当局の認可など数多くのハードルがあり、2013年に掲げた「屋根の上を直行する30分の宅配サービス」の実現にはまだ遠い道のりでが、Amazonによると、MK30は2024年にサービスを開始する予定だ。
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