電子書籍リーダーというのは、読んで字のごとく“リーダー”であり、“書籍を読むため”に存在しているデバイスであることから、その進化は常に「読むこと」をいかに快適に行えるかに焦点を当てて行われてきたように思われる。AmazonのKindleも例外ではなかった。今までは。
Amazonが最初の電子書籍リーダーKindleを発表してから15年が経つが、ついに同社はこのKindleに“書き込む”ことが出来る機能を搭載した「Kindle Scribe」を発表した。
このデバイスは、10.2インチ、300ppiのディスプレイと、輝度調整が可能なフロントライト、そして、本体に磁石で取り付けられるスタイラスを搭載している。Kindle Scribeのスタイラスは充電や同期が不要で、メモ書きや日記、読書中の本への注釈書きに使えるという。また、来年からは、Microsoft Wordの文書をKindle Scribeに送ることも可能になるとのことだ。
ストレージはいくつか選択肢(16,32,64GB)があり、また付属のスタイラスについて「ベーシック」と「プレミアム」の2つから選べるとのことだ。「プレミアム」ペンについては、カスタマイズ可能なショートカットボタンと、消しゴムが追加されるとのこと。
Kindle Scribeは2022年11月30日に登場し、価格は47,900円からとのことだ。
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