宇宙で巨大なクエスチョンマークが見つかる

masapoco
投稿日 2023年8月11日 15:40
question 4

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した新しい画像の中に、奇妙な物が写っているとして話題になっている。

その奇妙な物とは、壮大な宇宙の中に、巨大な“クエスチョンマーク(?)”の形をした光の塊が写っているのだ。

この天体が何なのか正確には不明だが、銀河系のはるか外側、おそらく何十億光年も離れたところにあると、今回の観測計画に協力した宇宙望遠鏡科学研究所の教育・アウトリーチ科学者、 Christopher Britt氏は言う。一般的に言って、フィールド画像で赤く見える天体ほど、その距離は長い。これは、宇宙の加速度的な膨張により、光が我々に向かって進むにつれて引き伸ばされ、スペクトルの赤い部分に長くなるためである。

彼の推測では、このクエスチョンマークは2つの銀河が合体したものだという。

「これはかなり頻繁に見られる現象で、銀河が一生を終える間に何度も起こることです」と彼は言う。「我々の銀河系である天の川銀河も、約40億年かそこらでアンドロメダ銀河と合体するのですから」。

もちろん、こうした形をしているのは意図的なものではなく、パレイドリアとして知られる人間の知覚のクセのせいで、ランダムに配置された要素にパターンや意味が見えるのだ。

クエスチョンマークのようにきれいに見えるものを見ることはあまりないが、近くで見ると宇宙のクエスチョンマークはまったく違って見えるかもしれない。距離と遠近法の完璧な組み合わせが、この2つの物体を私たちにとって意味のあるものに見せているのかもしれない。


Sources



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • CPU AMDとIntelの対峙
    次の記事

    第2四半期、Intelは市場シェア23%増、AMDは5.3%減

    2023年8月11日 18:26
  • 前の記事

    素粒子物理学の標準模型を超える新しい物理学は存在するのか?

    2023年8月11日 15:20
    file 20220506 16 hdf1s0

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • Image SN 2023ixf Zimmerman

    超新星による爆発をほぼリアルタイムで観察することに成功した

  • log 2048

    銀河系巨大ブラックホール周辺の磁場が新たな視点で明らかに

  • Euclid looking into the Universe

    ユークリッド宇宙望遠鏡の除氷が成功し、視界が回復した

  • Low Res A massive and ancient galaxy

    ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、史上最遠の銀河合体を観測

  • Euclid looking into the Universe

    氷がユークリッドの光学系を覆い始めた

今読まれている記事