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Meta CTO、Quest Pro 2開発中止の報道に反論

Metaは、Apple Vision Proのライバルとなる可能性のあるハイエンドVRヘッドセットの開発を諦めておらず、開発が中止されたという報道は誇張された物であると、同社CTOのAndrew Bosworth氏は反論した。

先週には、MetaがQuest Pro用のコンポーネントの追加取得を停止したという内容が報告されており、これによってQuest Proの生産が中止されたことが報告されていた。このレポートはまた、ヘッドセットのProラインも一時停止され、事実上Quest Pro 2の見込みがなくなったとも報じていた。

Road to VRが発見したInstagram Stories経由の回答で、Bosworth氏は、この話にはまだ続きがあると主張している。Bosworth氏はさらに、Quest Pro 2終了の主張は、プロジェクトがカットされた後に影響を受けた従業員からの情報かもしれないとほのめかしている。

「私は毎年このことを説明しなければなりません。私たちが決定するまで、Quest Pro 2ヘッドセットは存在しません」とBosworth氏は説明する。

「私が言いたいのは、たくさんのプロトタイプのヘッドセットがあり、それらすべてが並行して開発されているということです。そのうちのいくつかは、”これは適切なものではない”と判断し、開発を中止します。そのうちのいくつかは、”それは正しいもの “と言って、スピンアップさせるのです」。

彼は、そのヘッドセットの存在について語る前に、そのヘッドセットが出荷されるまで、その名前を得ることはないと続けた。

「Quest Pro 2はあるかもしれないし、ないかもしれない。しかし、何が中止され、何が開始されたかについて読んだものすべてを信じてはいけないと言いたい。多くの場合、それは自分の特定のプロジェクトがカットされたことに不満を持つ誰かから来るもので、カットされなかった他のプロジェクトもある」。

7月19日の報道では、Metaの新しいハイグレードヘッドセットへの期待は、2024年に予定されているコードネームOrionと呼ばれる社内限定のデモンストレーション用ARヘッドセットを含むだろうと書いている。2027年に予定されている “Artemis”と呼ばれる一般向けARヘッドセットは、炭化ケイ素の代わりにガラスに変更されるなど、コスト削減が図られているようだ。

この変更により、ヘッドセットの視野角は炭化ケイ素ベースの70度ではなく、ガラスバージョンでは50度程度になるようだ。一方、Quest Proの主な競合製品であるApple Vision Proの視野角は120度である。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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