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米連邦取引委員会、MicrosoftによるActivision Blizzard買収を認める判決を不服として控訴

米連邦取引委員会(FTC)は今週、MicrosoftによるActiviison Blizzardの買収計画をめぐる法廷闘争で一度は敗れた。しかし、どうやらFTCはまだこの戦いを諦めていないようだ。

FTCは、ゲームパブリッシャーであるActiviison Blizzardを690億ドルで買収する契約をMicrosoftに成立させないための仮処分申請を判事が却下した火曜日の判決に対し、控訴を申し立てた。FTCの申し立ては今後、米第9巡回区控訴裁判所に持ち込まれる。FTCは、Jacqueline Scott Corley判事の判決を覆すべき理由についての主張をまだ明らかにしていない。

その控訴審が開かれる前に、FTCは控訴裁判所に対し、Microsoftに対する現在の一時的禁止命令を延長するよう求める可能性も高い。この命令は7月14日(金)午後11時59分(太平洋時間)に終了する予定だ。

もし控訴裁判所がこの命令の延長に応じなければ、Microsoftが7月18日の期限までにActiviison Blizzardの買収を正式に完了させることができる。

仮にそうなったとしても、Microsoftは、4月下旬に英国競争市場庁(CMA)が同国での買収を阻止したことに対処しなければならない。今週、MicrosoftとCMAは、7月後半に英国競争上訴裁判所で審理されるはずだった法廷闘争を一時中断し、両者の相違を解決するための協議に入ることで合意した。

Microsoftは今週、「CMAが納得する形でこれらの懸念に対処するため、取引をどのように修正するか」に取り組む意思があると述べた。しかし今日、CMAの広報担当者は、Microsoftは「取引を再構築しなければならず、それは新たな合併調査につながる可能性がある」と述べている


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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