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GoogleのAIチャットボット「Bard」が画像を認識し音声で答えてくれるようになった

Googleは、新たな生成AIツール「NotebookLM」を発表したが、最近音沙汰のなかったBardも久しぶりに大きなアップデートを迎えた。プライバシー情報についての懸念が残るヨーロッパやブラジルに進出し、追加言語をサポートすると共に、新たな生産性機能やパーソナライズ機能が追加された。

ユーザーは、アラビア語、中国語、ドイツ語、ヒンディー語、スペイン語などでAIと会話できるようになり、ブラジルや「ヨーロッパ全域」など、地球上のより多くの場所からプラットフォームにアクセスできるようになった。(規制上の理由で前回から対象外だったカナダはまだ利用可能にはなっていないようだ)。

Googleはブログ投稿で、「時間をかけてより多くの地域や言語にBardを提供するにあたり、私たちはAI原則を指針として使い続け、ユーザーからのフィードバックを取り入れ、人々のプライバシーとデータを保護するための措置を講じるつもりです」と、述べている。

最新の拡張と同時に、Googleはよりカスタマイズされた応答を提供し、生産性を高めるための新機能をリリースしている。カスタマイズされた応答機能のひとつは、Bardが応答を読み上げてくれる機能だ。単語の正しい発音を聞きたい場合や、詩や台本を聞きたい場合に特に役立つ。プロンプトを入力し、サウンド アイコンを選択するだけで、Bard の答えを聞くことが出来る。もうひとつのカスタマイズ機能では、Bardの応答のトーンやスタイル(シンプル、長い、短い、プロフェッショナル、カジュアルなど)を調整できる。

また、生産性向上のために、Bardには以下の4つの新機能が追加された:

  • 会話のピン留めとリネーム:ユーザーは、ピン留めオプションを選択することで、古いプロンプトを保存し、再訪することができるようになった。
  • より多くの場所にコードをエクスポート:PythonコードをReplitにエクスポートできるようになった。
  • 友人との回答の共有:Bard は、あなたが Bard とチャットしたことを示すために、他の人に送ることができる共有可能なリンクを作成するようになった。
  • プロンプトに画像を使う:BardはGoogle Lensを使って画像を分析できるようになった。ユーザーは画像に関する詳細情報を検索したり、キャプションを求めることができる。

Googleは、今後さらに多くの地域や言語に対応する予定だと述べている。しかし、次の拡張がいつになるかは不明だ。同社は、政策立案者やプライバシー規制当局と協働しているため、時間がかかる可能性があるとしている。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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