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OpenAIがロンドンオフィスを新設し、グローバルな事業展開を拡大

(Credit: OpenAI/Stuart Bailey)

OpenAIは、英国ロンドンに新オフィスを設立し、初の国際展開を発表した。これはOpenAIの成長における重要なマイルストーンであり、事業の範囲を広げ、多様な視点を取り入れるというコミットメントを示すものだ。

OpenAIのCEOであるSam Altman氏は、AIについて議論し、事業拡大の可能性のある場所を探るため、世界各地を視察してきた。ポーランド、フランス、英国などヨーロッパ数カ国を検討した結果、ロンドンにオフィスを設立することを決定した。Altman氏は、ロンドンの優れた人材プールと活気あるテック・エコシステムを高く評価した。

新しいロンドンオフィスは、研究、エンジニアリング、ビジネスの役割に重点を置く。Altman氏は、人工知能(AGI)の構築に向けたOpenAIのビジョンを表明し、「我々はこの拡張を、世界クラスの才能を惹きつけ、AGIの開発と政策におけるイノベーションを推進する機会と捉えている」と述べた。

ロンドンオフィスは、人工知能(AGI)が全人類に利益をもたらすことを確実にするためのOpenAIの献身を示すものとのことだ。OpenAIの人材担当副社長であるDiane Yuon氏は、「私たちは、豊かな文化と優れた人材プールで世界的に有名な都市であるロンドンに研究開発の足跡を拡張できることに興奮しています」と述べている。同組織は、研究、エンジニアリング、Go-to-Marketの各部門でダイナミックなチームを結成し、安全なAGIの創造と普及への取り組みを強化したいと考えている。

興味深いことに、ロンドンには競合企業であるDeepMindもある。DeepMindは、Alphabet社のGoogleのAI戦略を主導する研究所で、OpenAIの主要な競争相手の1つとなっている。OpenAIのこの動きは、AI研究開発の世界的なハブとしてのロンドンの地位をさらに強固なものにするだろう。

OpenAIは、ロンドンチームへの参加を希望する人材を積極的に募集している。募集中のポジションはキャリアページで確認できる。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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