CNBCの情報筋によると、Googleの長期計画である80エーカーのサンノゼ・キャンパスは、少なくとも今のところは保留となる可能性があるとのことだ。すでに最初の解体段階を経て、Downtown Westの施設の建設を中止したと、CNBCは伝えている。同社は1月に大規模なレイオフを実施し、キャンパス開発チームを「解体」したと伝えられており、建設業者にはいつ再開されるかわからないまま、建設が凍結されたという。
Googleは、Downtown Westの交渉と設計に数年を費やし、シリコンバレー全体で1万5,000戸の住宅建設、2億ドルの地域支援(撤退した企業の支援など)、キャンパスの半分以上を公共利用に充てるなどの譲歩を約束して、2021年に認可を取得した。建設は今年後半から本格的に始まり、10年から30年かかるとされていた。批評家たちは、有名な企業やランドマークがなくなったり移転したりすることに異議を唱えたが、市にとっての潜在的な経済的恩恵は、Gavin Newsom知事が、この契約がCOVID-19パンデミックからの回復に大きな役割を果たすと宣伝するほどだった。
しかし、最終的にGoogleを現在の立場に追い込んだのは、他でもないパンデミックだ。同社は例年、積極的に採用を行ってきたが(2017年以降、その人員は20%増加)、広告やクラウドサービスの顧客になるであろう人々が予算を引き締める中、今年は約1万2000人の従業員を解雇している。また、Googleは、スタッフが一部の時間を在宅で過ごすことができるハイブリッドワーク戦略を採用している。以前に比べて、世界は変わりそれほどオフィススペースは必要ないのだ。
これは、Downtown Westが死んだことを意味するものではない。数十年に及ぶ可能性のあるこのプロジェクトの時間枠は、Googleにある程度の柔軟性を与えている。しかし、この不確実性は、サンノゼを厄介な状態にしている。Googleは広大な敷地を確保したものの、この地域に雇用と経済活動をもたらすとされるキャンパスを建設していないのだ。CNBCは、プロジェクトを一時停止した結果、サンノゼのスペースが「長期的に目障りで経済的なゼロになる危険性がある」と指摘している。
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