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Metaは今度は“AI”に社名を変えるのだろうか?

Meta CTOのAndrew Bosworth氏によると、CEOのMark Zuckerberg氏は、現在大半の時間をジェネレーティブAIの開発に費やしているようだ。同社の名前の由来となったメタバースである「Horizon Worlds」に費やす時間を犠牲にして。

「我々は10年以上前から人工知能に投資しており、世界でも有数の研究機関を持っています。確かに大規模な研究組織を持っており、数百人規模です」と、 Bosworth氏は水曜日のインタビューでNikkei Asiaに語った。

「2ヶ月前に新しいチーム、ジェネレーティブAIチームを作ったばかりで、彼らはとても忙しいです。Mark Zuckerbergや(最高製品責任者の)Chris Coxと同様に、私が最も多くの時間を(費やしている)分野でしょう」と、彼は付け加えた。

Bosworth氏が指摘したように、確かにFacebookは何年も前からAIの研究開発に取り組んでおり、同社の大規模言語モデル(LLM)であるLLaMaはかなり強力だと噂されている。CTOはまた、インタビューの別の部分で、メタバースにジェネレーティブAIを統合し、MetaはAIがメタバースをより良くすることを望んでいると説明しており、同社がメタバースを見捨てた訳ではないと強調している。とはいえ、この分野での新たなニュースはここ数ヶ月全く出ていない。

「以前は、3Dの世界を作ろうと思ったら、多くのCGやプログラミングを学ぶ必要がありました。将来的には、作りたい世界を記述するだけで、大規模言語モデルがその世界を生成してくれるようになるかもしれません」

MetaがジェネレーティブAIの開発を急ぐのは、まずはこの技術を広告分野で展開したいからのようだ。赤字を垂れ流し続けるメタバース開発とは対照的に、同社の稼ぎ頭である広告にAI技術を適用することで、投資家を喜ばせたいのだろう。同社は、顧客企業がオーディエンスごとに異なるイメージを作るのに役立つAIを使った広告作成ツールをリリースする見込みだ。

「今年中には、その一部(技術の商業化)を見ることができるようになると思います」と、Bosworth氏は述べている。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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