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富士フイルム、APS-Cフォーマットの新モデル「X-T5」を発売、静止画撮影を強化

富士フイルムは、2020年2月に発売したAPS-Cフォーマットの「X-T4」に続き、APS-Cフォーマットミラーレスカメラのフラッグシップ機「X-H2」と同じ4020万画素の裏面照射型センサーと画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載し、わずか557gの軽量ボディを実現した新製品「X-T5」を発表した。

今回のアップデートは静止画撮影に重点を置いており、カメラ本体の手ブレ補正は従来の6.5段からレンズとの協調で最大7段にアップしている。

新モデルは、富士フイルムの現行の40MPセンサー(26MPからアップ)を搭載し、30フレーム/秒で6.2K動画を撮影できるようになった。X-H2Sのようなトップクラスのカメラを買わなくても、4Kを超える動画撮影が可能になった。また、AIベースのオートフォーカス、4:2:2 10bit出力、F-log2、HEIF写真フォーマットのサポートを可能にするX-Processor 5による演算能力の飛躍も期待できる。

X-T5のデザインは、前モデルよりも小型・軽量・シンプルになり、シャッターボタンとフロントコントロールダイヤルを移動してホールド性を高めている。ボディ内手ブレ補正は6.5段から7段に、チルト液晶は高精細に、電子ビューファインダーはX-T4の0.75倍から0.8倍に、それぞれ変更されている。

その他の変更点は多くはない。デュアルUHS-II SDカードスロット、USB-Cポート、HDMIは従来通り。X-T5はまだ同じバッテリーを使用しているが、富士フイルムはアップグレードされたプロセッサーが省電力化に貢献するとしている。

富士フイルムはX-T5を2022年11月25日より発売し、価格はオープンだが、店頭予想価格(税込)は、ボディ単体が25万3,000円前後、レンズキット(XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS同梱)は31万9,000円前後となる。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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