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Frore Systemsは、ソリッドステート冷却ソリューション「AirJet」シリーズの最新版である「AirJet Mini Slim」をCES 2024にて公開した。この新型クーラーは、3つの新機能を搭載しながらも、前モデルと同じ基本設計を採用している。

AirJet Mini Slimの薄さはわずか2.5ミリ、重量は8グラムで、従来よりも0.3ミリ薄く、1グラム軽くなっているが、それ以外のフットプリントは27.5ミリ×41.5ミリと同サイズとなっている。わずかな薄型化により、メーカーはタブレット、ファンレスノートパソコン、携帯ゲーム機などの製品で、より狭いスペースに収めることができるようになるとのことだ。

この新しいクーラーはまた、熱受容として知られるプロセスを通じて自身の温度を感知することができるため、ホスト・デバイスに温度センサーがなくても、自律的に性能を最適化し、放熱を最大化することができるとのことだ。

冷却能力に関しても申し分ない。ユニット1台で5.25ワットの熱を21dBAで除去でき、わずか1ワットの電力を消費しながら1750パスカルの背圧を発生する。

Frore Systemsは、その革新的な冷却技術の潜在的な使用例を数多く挙げている。従来のPCやモバイルPCに加え、同社の製品は3Dプリンター、拡張現実(AR)および仮想現実(VR)機器、プロ用ビデオカメラ、小型LEDプロジェクター、8Kテレビの冷却にも役立つ可能性がある。

Frore SystemsのAirJet Mini Slimシステムの発売時期や、この新しい冷却ソリューションが最初に搭載されるデバイスについては、まだ明らかにされていない。

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