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Segaは、モバイルゲーム事業の拡大を間近に控えているようだ。The Wall Street Journalの最新報道によると、Segaは、『Angry Birds』の開発会社Rovio Entertainmentを約10億ドルで買収する契約を近日中に行う可能性が高いという。

WSJは、フィンランドに拠点を置くモバイルゲームメーカーが、交渉が「決裂したり長引いたり」しなければ、早ければ来週にもSegaのポートフォリオに加わる可能性があると、取引に詳しい関係者の話として伝えている。

Rovio社は、2009年にモバイルデバイス向けにリリースされた、鳥を操り、豚を叩き潰す大ヒットゲーム『Angry Birds』で最もよく知られており、iPhoneや当時発展途上だったスマートフォン市場で最初にブレイクしたゲームの1つとして大きく評価されている。このゲームは、モバイルゲームとして初めて10億ダウンロードを達成し(事実、ギネスワールドレコーズが認定した記録)、Rovioは昨年時点で、同社のゲームライブラリを合わせて50億ダウンロードに達したと主張している。

同社は長年にわたり、このゲームの成功を最大限に生かし、その名をテレビのスピンオフや映画に至るまで、マルチメディアフランチャイズに発展させた。

だが、Rovio社の努力にもかかわらず、『Angry Birds』のような成功をどの新規IPでも再現できなかったと言われており、それが同社を売りに出し、買収の対象とした理由として挙げられているようだ。

もちろん、今日のゲーム業界では、MicrosoftやSonyがサードパーティのスタジオを買収する動きが活発化しており、買収が当たり前のようになってきている。Segaがこの動きに加わるのは当然のことで、既存の人気IPをポートフォリオに加えることで、日本企業のモバイル分野での業績が活性化するかも知れない。


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