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オンラインデザインツール「Canva」がChatGPTから利用可能に

ChatGPTのプラグイン機能は、このAIチャットボットの可能性を大きく広げる素晴らしい物で、既に様々な便利なプラグインが登場しているが、今回オンラインデザインツール「Canva」のプラグインが登場し、画像だけではなくリール用のショート動画を作成することが出来る様になった。

プラグイン機能は、ChatGPTの有料版であるChatGPT Plusでのみ利用可能だ。利用するには、ChatGPTのプラグインストアで「Canva」を検索してインストールするだけでいい。

FireShot Capture 066 ChatGPT chat.openai.com

ユーザーはポスターやチラシのような利用可能な様々なテンプレートから選択することができ、ChatGPTは与えられたテキストでカスタムテンプレートを生成してくれる。

画像がCanvaからプラットフォームにインポートされた後、ユーザーは適切なプロンプトで簡単にカスタマイズすることができ、さらに画像を編集するためにCanvaアプリに移植したりリダイレクトすることも可能だ。Midjourneyや他のテキストから画像を作成するジェネレーターとは異なり、このプラグインはゼロから画像を作成するのではなく、Cavnvaのテンプレートを使用してユーザーが必要とするデザインを素早く作成するものだ。

AIに力を注ぐCanva

今年3月、Canvaはデザインプロセスをスピードアップするための様々なAIアップデートを発表した。これらのツールには、Text to Image、Magic Eraser(AIを使って画像から不要なオブジェクトを削除)、Magic Edit、デザインを異なる言語に変換するTranslateなどの機能が含まれる。さらに、Beat Syncは動画コンテンツと音楽のシームレスな同期を実現する。

これらのAIツールの他にも、Canvaはユーザーの利便性を高めるためにAIを活用した機能を提供している。これらのAI機能は、デザインとユーザーエクスペリエンスの両方において、クリエイティブなプロセスを効率化し、プロ品質のデザイン作成に貢献する。

ChatGPTのCanvaプラグインは、デザインプロセスを簡素化し、プロセス全体を高速化するものだ。Canvaはグラフィックデザインをライトユーザー層まで広げ、すべての人にデザインする機会をもたらしたが、今回のChatGPT対応はプロフェッショナルなデザインの迅速な作成を可能にすることで、さらに一歩進んでいる。

これはまた、OpenAIが長い間約束してきたものの未だ実現していないGPT-4のマルチモーダル化の次のステップを示唆しているとも言えるだろう。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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