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『Starfield』のDLSS対応MODはすでにNexusで公開されている

今年最大の話題作の1つである、Bethesda待望の新作スペースオペラRPG『Starfield』の正式リリースは9月6日に予定されているが、プレミアム版またはコンステレーション版のいずれかを購入した人は9月1日よりアーリーアクセスが可能であり、既に楽しんでいるプレイヤーも多い事だろう。このゲームはAMDの強力によってFSRには対応しているが、NVIDIAのDLSSには公式では対応しておらず、NVIDIAユーザーには残念な部分もあるが、MODのおかげで、NVIDIA GeForce GPUで強化されたパフォーマンスを楽しむことができる。

最近、Bethesdaが『Starfield』でDLSSをサポートしないという決定を下したことで、論争が起きている。AMDのFSRは、DLSSとは異なり、すべての最新のGPUで動作し、必ずしもGeForce RTXカードを必要としない。

だが、GeForceユーザー向けにも、非公式ながら既にNexus Modsのサイトから “Upscaler mod“がダウンロード可能で、プレイヤーはFSR2をDLSSやXeSSのような競合するアップスケーリング技術に置き換えることができる。

NVIDIA DLSS2はGeForce RTX GPUでのみ機能するアップスケーリングアルゴリズムで、Intel XeSS技術はIntel Arc GPUとAMDまたはNVIDIAの競合カードの両方をサポートしている。『Starfield』のUpscaler MODは、Upscaler Base Pluginと呼ばれる別のMODを必要とするが、その作成者が提供する簡単な説明に従ってインストールすることが可能だ。ただし、DLSS3フレーム補完技術等、最新のテクノロジーは現時点ではサポートされていいない。

インストール後、Starfield upscaler modはFSR2のゲームデフォルト設定を置き換える。MOD作成者によると、特定の品質レベルはなくなり、代わりにプレイヤーはゲーム設定でレンダースケーリングの比率を調整できる。パフォーマンスの向上は、システムがどの程度GPU制限を受けているかによって異なる。FPS数が大幅に向上しない場合は、ゲームがCPU制限を受けていることが原因である可能性が高い。

ElAnalistaDeBitsがPC版とコンソール版を並べた以下の比較動画が参考になるだろう。

Xboxコンソールでは、Starfieldは30fps固定のフレームレートでリリースされる予定だ。PCユーザーは、ハードウェアが対応できるのであれば、より大きなカスタマイズオプションとより高いパフォーマンスを享受できるはずだ。最近の他のゲーム大作と比較すると、『Starfield』は、最小構成と推奨構成の両方に適用される125GBのSSDストレージ容量という高額な要件を除けば、より管理しやすいシステム要件を誇っている。

Bethesdaのゲームは、Modderに豊かな実験の場を提供することでよく知られている。特に『Skyrim』は、PC向けにリリースされたゲームの中で最も多くの改造が施されたゲームの1つとして際立っている。『Starfield』はBethesdaにとって29年ぶりのオリジナルIPであり、ディレクターのTodd Howardsがかつて “宇宙のスカイリム”と表現したこの新しいスペースRPG体験を、初期のレビュアーたちは高く評価している。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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