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HuaweiがNVIDIA A100と同等のGPUを開発したと主張、2024年にはGPT-4に匹敵する中国産LLMが登場するとも

事の真偽はさておき、中国のAI企業、HKUST Xunfeiは、Huawei はNVIDIAのA100と同等のAI GPUを持っており、GPT-4と競合するLLMを持っていると主張しているようだ。

中国起業家フォーラム2023の中で、HKUST Xunfeiの創業者であるLiu Qingfeng氏は、Huawei と協力してAI開発を加速させていることを明らかにし、加えてLiu氏は、他の中国のAIソリューション・プロバイダーとも協力していると主張した。

Huaweiが開発したというコンピュートGPUの具体的な数値や仕様等の詳細は明らかにされていないが、Liu氏の言ではNVIDIAのA100 GPUに匹敵するAI性能を持つという。ハードウェアは非常に高性能で、GPT-3やGPT-4のような大規模な言語モデルを多くのパフォーマンスで実行できるとのことだ。

とはいえ、現時点では、NVIDIA A100は市場で2番目に優れたAI GPUに過ぎず、トップの座は2024年まで受注が積み上がっているNVIDIAの最新アーキテクチャHopperに基づくH100 GPUが保持しており、A100とは性能に大きな開きがある。A100はINT8コンピュートで624TOPsを提供するが、H100は2倍以上の2,000TOPsを提供するのだ。だがもしLiu氏の主張が本当なら、中国市場がAI需要の一部を国産GPUにシフトする可能性もあるだろう。中国は、NVIDIAのAI GPUの最大消費国の1つであり、信じられないほど旺盛な需要により、チップは莫大な利益で販売されている。加えて、同国には米国からの輸出規制の影響で、限られた能力を持つAI GPUしか(表向きは)手に入れる事が出来ないからだ。

ハードウェアに加えて、HKUST Xunfeiは10月24日までに新しい汎用大型言語モデルを発表するとしている。このLLMはChatGPTと競合するように設計されており、中国語版と英語版の両方がリリースされる。同社は、リリース時には必ずしもChatGPTと同レベルにはならないが、AIソフトウェアの強化に努めているとしている。同社は2024年前半までにGPT-4に対するAIモデルのベンチマークを行う予定である。

Huaweiはすでに今月初め、AI目的のAIOマシンを開発するため、iFlytekとの提携を発表している。これらのマシンは今回も汎用セグメントをターゲットとしている。これらの企業はまた、他の主要ブランドと並んで、China Mobile Metaverse Industry allianceの一員でもある。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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