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米連邦取引委員会によるMicrosoftのActivision買収差し止め訴訟の控訴が却下された

米連邦取引委員会(FTC)がMicrosoftに対し、同社のActivision Blizzard買収差止訴訟は、同委員会が控訴を申し立ててからわずか2日後、控訴審が却下された。

裁判長の判決は7月11日(火)に下され、FTCによる差し止め命令は却下された。その翌日、FTCはこの判決を不服として、控訴裁判所で差し止め命令を認めるよう申し立てたが、これも却下された。Microsoftは、おそらく早ければ7月17日(月)にも買収を完了する可能性が高い。

だが、Microsoftが将来的にクラウド市場を独占する可能性に懸念を抱いていたため、英国の規制機関であるCMAとこれについては解決する必要がある。今週初め、Xboxを率いるPhil Spencerの社内メモで、Spencerは彼のチームがすでに「CMAが受け入れられる方法でCMAの懸念に対処する」契約を修正する方法を模索していると言及しており、FTCの上訴が速やかに却下された場合に備えて、両当事者は今週ずっと緊密に連絡を取り合っていた可能性が高い。内容としては、英国でクラウドゲーム事業の少なくとも一部をサードパーティに売却する可能性があるとのことだ。

本日、CMAはMicrosoftの取引に関する調査を7月18日から8月29日まで延長することを明らかにした。しかし、CMAは「できるだけ早く、この期日より前にその義務を果たすことを目指す」と付け加えた。

MicrosoftとCMAが合意することで、MicrosoftがActivision Blizzardの買収を正式に成立させ、なおかつCMAとの交渉をまとめる時間ができる可能性もある。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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