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Google XRのソフトウェア責任者が退任、退社間際に会社を激しく批判

GoogleのAR(拡張現実)チームの前オペレーティング・システム責任者、Mark Lucovsky氏が退社した。月曜日のツイートでLucovsky氏は、「最近のARリーダーシップの変化とGoogleの不安定なコミットメントとビジョンが、私の決断に重くのしかかりました」と、Googleの最近のAR関連の動きが決断の一因になったと述べている。

Lucovsky氏の退社は、レイオフやGoogleの前VR責任者であるClay Bavor氏の辞任など、GoogleのARチームがここ数ヶ月で直面してきた数多くの難題に加えている。6月にInsiderが報じたところによると、Googleはコードネーム「Project Iris」と呼ばれるARメガネの開発計画を断念したという。また、Googleグラスのエンタープライズ・エディションも廃止された。

Google XRのリーダーが退社

GoogleのAR/VRのビジョンはこれまで謎に包まれており、その謎は未だに明らかになっていない。GoogleとSamsungが共同で何かを作ろうとしていることは判明している。Galaxy S23の発表時に両社の協業が明らかになったが、が、それが具体的には何なのかは不明だ。どうやらAndroidがこの特別なプロジェクトの基礎となっているようだ。

Quest 3ヘッドセットのリリースとApple Vision Proの発売予定により、AR/VR業界はより競争が激しくなっている。だが、いずれにせよ、Lucovsky氏の発言は、GoogleのXRの野望がそれほど順調に進んでいないことを明らかにしている。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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