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タイタン潜水艇の残骸と人間の残骸が回収されたと当局が発表

アメリカ沿岸警備隊は、ニューファンドランド州セントジョンズの大西洋から、OceanGateの潜水艇の残骸と、おそらく乗組員5人の遺体を引き揚げたと発表した。

カナダの報道機関が公開した画像や映像には、潜水艇の船体の破片と思われるものや、潜水艇の唯一の舷窓を囲むドームなど、大きな破片が車両に積み込まれている様子が写っている

この回収作業を行っているPelagic Research Services社は、この破片がタイタン号のものであることをThe New York Times紙には確認せず、代わりにアメリカ沿岸警備隊に問い合わせた。

それは、調査が進行中であり、当局がこの悲劇で何が起こったのかを正確にまとめようとしているからだろう。


これまでに判明しているところによると、潜水艦はタイタニック号の沈没船からおよそ3分の1マイルの地点で、支援船ポーラー・プリンスから離れたわずか数時間後に壊滅的な爆発を起こした可能性が高い。

関係者は現在、証拠を集めるために膨大なジグソーパズルを解いている。ウッズホール海洋研究所の水中航行体設計者であるCarl Hartsfield氏は、NYT紙に対し、潜水艇が災害に備えて中央データ記録装置を持っていた可能性は「極めて低い」と語った。

しかし、ソナーの記録など他のデータがあれば、何が起こったのかをより正確に把握することができるだろう。

そして、私たちは答えを得るまでしばらく待たなければならないかもしれない。Hartsfield氏は、調査終了まで18カ月から24カ月かかるかもしれないと同紙に語った。

この悲劇的な事件は、OceanGateのCEOであるRush Stockton のリーダーシップと、認証も第三者機関の審査も受けずに船を運航するという彼の決断をめぐる多くの疑問を提起している。

彼の安全に対する配慮の欠如が、最終的にタイタン号を、そして彼自身を死に至らしめたのだろうか?今のところは、続報を待つしかない。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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