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SenseGlove Nova 2がVRに画期的な触覚フィードバックをもたらす

(Credit: SenseGlove)

ハプティック・フォースフィードバック・グローブを提供するSenseGloveは、本日、最新のハプティック・グローブ「Nova 2」をリリースしたことを発表した。

SenseGloveによると、この新しいデバイスは、仮想トレーニング、研究、ソーシャルマルチプレイヤーインタラクションにおいて、よりリアルなレベルを提供することにより、ユーザーとデジタル世界の関わり方を改善することに貢献するとのことだ。

SenseGlove製品は、触覚を提供し、仮想オブジェクトのサイズ、硬さ、抵抗を感じることができるようにすることで、ユーザーが仮想現実(VR)で自然に対話できるようにする。コントローラーとは異なり、ハプティックグローブでは、ユーザーは仮想世界のデジタルオブジェクトを現実のもののように持ったり、押したり、触ったり、つなげたり、絞ったりすることが出来る。

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(Credit: SenseGlove)

新しい手袋には、ユーザーの手の中の感覚をシミュレートする「アクティブ・コンタクト・フィードバック」が搭載され、車のハンドル、実験用フラスコ、あるいはただのリンゴなど、掌全体に接触するあらゆる物体をよりリアルに感じられるようにしてくれる。

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(Credit: SenseGlove)

アクティブ・コンタクト・フィードバックは、SenseGloveのNovaグローブに搭載されているフォースフィードバックに追加される機能で、指の動きを制限することで、あたかも物体を保持しているかのような錯覚を与えることができるという。指の動きを制限することで、物体を保持しているような感覚を得ることができます。さらに、手のひら全体で、グラスを握ったり割ったり、手を振ったりと、さまざまなインタラクションを感じられるようになる。

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(Credit: SenseGlove)

SenseGloveは、Nova 2が、手のこぎり、ドリル、グラインダーなどの電動工具や、ハンマー、カッティングペンチ、リハビリ用ストレスボールなど、インタラクション中に強い衝撃を与えるオブジェクトからのフィードバックをシミュレートするのに最適であることも付け加えている。

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(Credit: SenseGlove)

さらに、アクティブコンタクトフィードバック機能により、地球の裏側にいる同僚とハイタッチしてその反応を感じたり、ビジネスパートナーと握手してその反応を感じたりと、ソーシャルインタラクションやマルチプレイに新たな次元を提供することができるようになった。

「SenseGloveの発売以来、希望する機能についてのフィードバックを集めてきました。最も要望の多かった機能のひとつが、実際の生活と同じように手のひらでフィードバックを感じることができる機能でした。Nova 2.0では、ワイヤレスでコンパクトなグローブのデザインを維持したまま、この機能を搭載することができました」と、SenseGlove CEOのFrank Goovaerts氏は述べている。

SenseGlove Nova 2は、2023年第4四半期に出荷を開始し、価格は5,999米ドルで販売される予定だ。併せて、SenseGloveは現行バージョンのNovaグローブの価格を更新し、1,000米ドルの割引を受け、合計3,999米ドルの価格で購入できるようにしている。

SenseGloveは、今週5月31日から6月2日までサンタクララで開催されるAWEで製品を紹介する予定だ。SenseGloveとそのバーチャルリアリティ向けハプティクスソリューションの詳細については、同社のWebサイトが詳しい。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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