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Logitech、iFixitと提携しユーザーが自分でマウスなどのデバイスを修理できるプログラムを開始

本日、Logitech(日本名:ロジクール)は、デバイスの修理サポートで有名なiFixit社との新しいパートナーシップを発表した。このパートナーシップにより、Logitech製マウスの特定のモデルの修理をユーザー自身が行うことが出来、製品寿命を延ばし、不要な電子廃棄物を減らすことができるようになる。

LogitechとiFixitは、個々の部品と完全な “Fix Kit”を使って、保証期間外のハードウェアを動作させるための選択肢を消費者に提供することを目的としている。

特定のLogitech製品の交換部品とバッテリーは、iFixit Logitech Repair Hubで購入できるようになる。現在のところ、iFixitがサポートする製品は「Logitech MX Master」と「Logitech MX Anywhere Mouse」のみとなる。これらはLogitechの人気製品である事から、まずはサポートが導入された形だろう。Logitechの公式発表によると、今後さらに多くの製品がサポートされる予定だという。現在このハブには分解と修理の手順が含まれており、この夏の終わりには、必要なパーツを注文できるようになる予定だ。

Logitechは、「Design for Sustainability(DfS)」イニシアティブにより、製品の寿命を延ばすことに取り組んでいると述べている。この設計思想は、Logitech製品の組み立て方法に反映され、修理可能性やリサイクルに影響を与える。

LogitechのCOOであるPrakash Arunkundrum氏は、「循環型経済への移行に積極的な役割を果たそうとするブランドや幅広いバリューチェーンは、もっとできることがあります。iFixitと協力してより良いデザインを開発し、消費者が製品の寿命を延ばすために自己修復オプションを持つことを容易にすることができることをうれしく思います」と、述べている。

同社は、2030年までに世界の電子廃棄物の生産量が7,500万トン以上に増加するとの報告書を引用しており、その大部分が、修理できたはずの個人用電子機器になるとのことだ。Logitechでは、顧客にLogitech製品の修理やメンテナンスを促し、廃棄される事を免れることで、この問題に対処しようとしている。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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