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Unreal Engine 5.2がリリース、ついにAppleシリコンにネイティブ対応へ

人気ゲーム『Fortnite』のデベロッパーであるEpic Gamesは、ゲームだけでなくアプリやハリウッド映画、更にはショーのバーチャルセットまで制作する際に広く用いられている3D制作ツールの最新版である『Unreal Engine(UE) 5.2』をリリースした。UE5.2の新機能は既にお伝えしていたが、これに加えて今回Macユーザーにとって大きな影響を与える更新が含まれている。ついにUEがAppleシリコンでネイティブ動作するようになったのだ。

AppleシリコンMacユーザーは大幅なパフォーマンスアップ

これまで、M1やM2チップ搭載のMacユーザーは、Intelチップ向けのソフトウェアをArmアーキテクチャ向けに変換するRosettaテクノロジーを介してUEを使用する事を余儀なくされており、これによりパフォーマンス上のボトルネックが生じていた。だが、今回のUE5.2がAppleシリコンでネイティブ動作する事なったため、MチップMacユーザーは大幅なパフォーマンスの向上が得られるだろう。

Unreal Engine 5.2 その他の新機能

UE5.2には、その他にも多くの改良が加えられている。プロシージャルコンテンツ生成フレームワーク(PCG)が導入され、開発者はUnreal Engineのアセットで人気のある大きなシーンのパラメータを定義することが出来る。これにより大規模なワールドをすばやく効率的に作成できるようになった。

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また、ゲームなどのリアルタイムアプリでオブジェクトのルック&フィールをコントロールする新しい方法であるSubstrateも登場する。

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Epicは、強化されたバーチャルプロダクションツールセットも発表しており、クリエイターがタッチベースのインターフェースでカラーグレーディングやライティングをより簡単に調整できるiPad用ICVFX Editorが含まれている。

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さらに、このアップデートには、3Dヒューマンモデルの筋肉やスキンを正確にモデリングするための新しいML Deformerサンプルが付属している。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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