AppleのAR/VRヘッドセットは、マグネット式のバッテリーを採用し多くの機能と共に登場する

masapoco
投稿日
2023年4月25日 17:05
apple headset

BloombergのMark Gurman氏による最新のPower On Newsletterでは、6月のWWDCで発表されると予想されているAppleの次期AR/VRヘッドセットの仕組みについて、いくつかの興味深い新事実が明らかにされている。それによると、このヘッドセットは、データ転送用のUSB-Cポートと、バッテリーパックを取り付けるための独自のマグネットポートの2つのポートを備えているとのことだ。外付けのバッテリーパックは、ヘッドセットを機能させるために必要なもので、サイズや形状はMagSafe Battery Pacのように扱うことができ、ヘッドセットを2時間駆動させることが出来ると言う。

Gurmanは、バッテリーのサイズと形状は実際のMagSafeパックと同等であると述べているが、セルがコンパクトなため、駆動時間もそれなりになりそうだ。そのため、没入感のあるセッションを続けるには、別途バッテリーを購入する必要がある。

では、なぜAppleのARヘッドセットにはバッテリーが搭載されていなかったのか?どうやら、ARヘッドセットをより軽くし、より快適な体験を可能にするためだったようだ。しかし、バッテリーのハウジングにはケーブルが取り付けられており、取り外すことは出来ないと言う。ケーブルの丸い先端は、ヘッドセットのマグネットポートに取り付けられ、接続は完了する。バッテリーに取り付けられた見苦しいケーブルは、同じアクセサリーがAppleから価格未定で発売されることを示唆しており、装着者は少なくとも今はこの構成に慣れる必要があるとのことだ。

加えてこのヘッドセットは、開発者と消費者の両方を魅了するために、ゲーム、フィットネス、電子書籍リーダー機能を搭載ているという。顧客は、バーチャルリアリティでスポーツを観戦したり、Appleの他のデバイスと連携する「最高級」のゲームをプレイできるようになると伝えられている。

このヘッドセットは、ブック、カメラ、FaceTime、マップ、メッセージなど、Appleの主要なiPadアプリケーションのほとんどを実行することが出来る。また、発売時にヘッドセットに対応するとされるサードパーティ製のiPadアプリは数十万種類にのぼるという。

Bloombergは、この機能は発売時には利用できない「可能性が高い」としながらも、フィットネスアプリが特に重視されるポイントになると報じている。

購入者の中には、ARヘッドセットに3,000ドルを費やすことに懐疑的な人もいるかもしれないが、あるテスターはその機能性に「圧倒された」と主張しており、Appleの顧客層からはある程度の信頼が得られているようだ。第一世代のヘッドマウント・ウェアラブルに大金を費やしたくない場合、Appleはより安価な後継機を開発中だが、第一世代がまだ市場に出ていないため、そのモデルの発売日はまだかなり先になりそうだ。


Source



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • tandem
    次の記事

    タンデム型太陽電池の変換効率で33.2%という新たな記録を樹立

    2023年4月25日 17:15
  • 前の記事

    Google、AIを用いたセキュリティスイート「Cloud Security AI Workbench」を発表

    2023年4月25日 16:44
    google gen ai security

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • Apple M3 chip series architecture 231030

    AppleのM3 MaxチップからのUltraFusionインターコネクト削除は新たな巨大チップ登場の前兆か?

  • magsafe charger

    iOS 17.4のアップデートによりiPhone 12がQi2での高速ワイヤレス充電に対応へ

  • apple iphone 5g

    Apple、未発表のアプリやVision Proに関する情報をリークした疑いで元従業員を提訴

  • Apple iPad Pro Magic Keyboard M2 hero 2up 221018

    新型iPad ProとiPad Airは5月初旬の発売になる可能性が報じられる

  • TSMC FAB18

    TSMCの3nmノードが急成長、2024年は収益の20%以上を占める可能性

今読まれている記事