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Fortnite、純収益の40%をクリエイターと分配する「クリエイターエコノミー2.0」を発表

(Credit: Epic Games)

Epic Gamesは、「クリエイターエコノミー2.0」と呼ばれる新しい取り組みを発表し、Fortniteのクリエイターたちの収益を向上させようとしている。これは、同社の「State of Unreal」基調講演で発表された。

以前は、Epicのクリエイターは「Support-A-Creator」プログラムに参加していた。このプログラムでは、クリエイターに個別のコードが発行され、誰かがFortniteストアでそのコードを使って購入すると、クリエイターは購入額の5%を受け取る仕組みだった。しかし、このモデルの大きな欠点は、クリエイターが自分のコードを宣伝し、購入時にそれを使ってもらえることを願うしかなかったことにある。

Fortniteは、ゲーム内ショップでのアイテムや衣装の購入から年間何十億ドルもの収益を上げている。EpicのFortniteエコシステム担当EVPのSaxs Persson氏がイベントで語ったように、「クリエイターエコノミー2.0」の一環として、EpicはFortniteの純収益の40%を「Fortniteでゲームを公開する適格なクリエイター」に分配する予定だ。

「プールからの支払いは、島のパフォーマンスに基づいています。島の人気、エンゲージメント、リテンション、新規プレイヤーの獲得などのデータを考慮に入れています。巧妙な課金ループや抽出型ゲーティングアイテムを設計する必要はありません。プレイヤーが愛する島を作れば、新しい経済の一部になることができます」と、とPersson氏は述べている。詳細な支払い情報は、Epicのブログ記事に掲載されている。

また、Epicは専用のFortniteクリエイターポータル(https://create.fortnite.com/)を立ち上げた。クリエイターはここでプログラムに登録出来る。Epicは、3月1日以降のエンゲージメントに基づいて、クリエイターに遡って支払いを行う予定だ。新しい変更は、FortniteのUnreal Editorと共に導入され、クリエイターにUnreal Engineの多くの新しいツールを提供している

このUnreal Editor for Fortniteは、PCアプリであり、クリエイターがFortniteの新しいエクスペリエンスを構築するために、Unreal Engineからさまざまな新しいツールを提供する。これにより、クリエイターは独自のアイデアを簡単に実現し、ユーザーと共有することが出来る。

Epic Gamesの「クリエイターエコノミー2.0」は、Fortniteクリエイターにとって大きな前進であり、収益の獲得方法やゲーム内での創作に新しい機会を提供している。クリエイターたちは、より公平で持続可能な収益源を享受し、Fortniteのコミュニティ全体がこれらの変更から恩恵を受けることが期待されている。

Epic Gamesのこの新しい取り組みにより、Fortniteのクリエイターコミュニティはさらに活気づくことだろう。そして、独自のコンテンツを開発し、ユーザーと共有することで、クリエイターは今後も新しいファンを獲得し続けることに繋がる可能性が開ける。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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