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イランで世界最大級となるリチウム鉱床発見の可能性

イラン・テヘランに本社を置くDonya-e-Eqtesadが運営するイランを中心とした英字新聞The Financial Tribuneによると、イランの産業・鉱業・貿易省探査局局長のEbrahim Ali Molla-Beigi氏が、同国西部のハメダン州で初のリチウム埋蔵を発見した事を発表したとのことだ。

この鉱山の埋蔵量は850万トンと言われており、これが正確であれば、現在発見されている埋蔵量の中では最大級となる。

米国地質調査所のレポート(PDF)によると、確認されているリチウム埋蔵量の上位5位はボリビア2100万トン、アルゼンチン2000万トン、チリ1100万トン、オーストラリア790万トン、中国680万トンとなっており、一気に3位に食い込む埋蔵量だ。

リチウムはスマートフォンのバッテリーのほぼ全てに用いられているだけではなく、最近では電気自動車のバッテリー、多くのワイヤレスで動く家電製品にも使われている。更に、リチウム電池は、米国防総省が使用するほぼすべての兵器システム荷も搭載されており、戦略物資として極めて重要になって来ている。

イランは2年前に中国と25年間の戦略的協力協定を結んでおり、新たに発見されたリチウムは、戦略的・経済的に重要な鉱物のサプライチェーンにおける中国の広範な支配を強化する可能性もありそうだ。

過去2年間、リチウムの価格が高騰していたが、昨年の半ばから顕在化した世界的な景気後退の中でリチウム価格は下がってきている。特に、過去3ヶ月間、電気自動車の販売が予想以上に弱かったため、中国でのリチウム価格が下落している。リチウムの主要な生産国であり消費国である中国は、1月の時点で電気自動車への補助金を停止し、価格の上昇と需要の減少を招いた。そして、リチウムの価格は今年さらに下落すると予想されている

しかし、戦略的サプライチェーンの確保に対する関心は依然として高い。

米国では、先月に同国でこれまでで最大となるリチウム鉱山の建設が始まると報じられている


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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