世界的に人気のサンドボックスゲーム『Minecraft』は、Java版から始まっており、このバージョンではゲーマーはオープンサンドボックスゲームを編集するためのWorldEditなどのツールを導入することができた。しかし、コンソールやPC向けにその後開発された共通版の『Minecraft Bedrock』には、そうしたツールの導入が出来ず、ユーザーは不便を感じていた事だろう。だが、この度リークされたMinecraftのワールドエディターの登場によって、この状況は変わろうとしている。
この動画は、Roger Badgeman氏が自身のTwitterアカウントに投稿したものだ。ビデオでは、ゲーム内の個々のレンガから、ゲーム世界の巨大なブロック構造まで編集することができるとされる、ワールドエディターが実際に動作している様子が紹介されている。
ツールを見るとかなり使いやすそうで、Minecraftのコンテンツクリエイターにとっては大きな恩恵となるはずだ。彼らの多くは、旧Java版を使ってコンテンツを作り、後にBedrock版でMinecraftストアで販売することができるようにしている。ゲーム内ワールドエディターがあれば、コンテンツクリエイターがMinecraftのマップやワールドを作り、ゲームをプレイしたいだけの人たちに後で販売することが、もっと簡単になるだろう。
先日、ソーシャルゲーミングプラットフォームであるRobloxもクリエイターツールにジェネレーティブAIを導入する計画を発表しており、ユーザーによるコンテンツ生成を支援する事で、体験を充実させようとしている。クリエイターはそれによって収益を上げることが出来、ユーザーは楽しむための選択肢が増えるなど、Win-Winな取り組みだ。
開発元のMojangと発売元のMicrosoftは、Minecraftワールドエディターの導入計画についてコメントしていないが、リークされた動画から見る完成度によれば、これらのツールがリリースされるまではそう長くはなさそうだ。
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