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Google、AndroidとWear OSの9つの新機能を発表

スペインのバルセロナで現在、世界最大級の携帯電話関連の展示会「Mobile World Congress」が開催されているが、その中でGoogleは、9つ以上にも及ぶAndroidの新機能を公開した。これらは、Android全てにもたらされる機能であり、OSの特定のバージョンに付属しているわけではなく、すべてのAndroidユーザーが利用できる機能となる。

今日から使えるAndroidの新機能

発表された機能の約半分は、既にロールアウトされている。残りの半分については、今後順次ロールアウトされるとのことだ。詳細は以下の通りとなる。

  • Android版Chromeのページズーム:これまで、Android版Chromeでピンチインズームを行うと、静止画像のズームと同じようにページ全体がズームされていた。本日より Chrome Beta で、テキスト、画像、動画、コントロールのサイズのみを拡大し、ページ レイアウトは維持したまま、ピンチ操作でズーム出来る様になった。(近日中に安定版チャネルにロールアウトされる)。このズームは、最大300%まで利用可能となっている。また、Android 版Chromeでデフォルトのズーム レベルを設定できるようになるため、毎回ピンチ操作をする必要はないとのことだ。
  • Google Meetのノイズキャンセリング:この機能は、技術的にはすでに一部の携帯電話やタブレットに搭載されているが、今回、さらに多くの携帯電話で利用できるようになった。この機能は、あなたが話している間、バックグラウンドノイズをフィルタリングし、カフェや空港で会議を行う人々のために最適の機能となるだろう。
  • GoogleドライブでフリーハンドのPDF注釈が可能に:Googleドライブアプリケーション内であなたの指やスタイラスを使ってPDFにメモを走り書きすることが出来る様になった。また、テキストをハイライトして、自分や同僚が読んだときに目立つようにすることも可能だ。
  • 新しいEmoji Kitchenコンボ:2つの異なるEmojiを組み合わせることは、Emoji Kitchen for Gboardで既に可能だが、さらにワイルドなコンボを作ることができるようになった。

後日利用可能になる機能

Googleは、残りのAndroidの新機能がいつ登場するかについて明確には述べていないが、近日中に登場する予定だ。

  • Chromebookでの高速ペアリング:イヤホンをお持ちの場合、近日中にワンタップでChromebookに接続できるようになった。さらに、そのイヤホンがすでにAndroid携帯に接続されている場合は、設定する必要すらなく、自動的にChromebookで利用できるようになる。
  • Google Keepのシングルノートウィジェット:この新しいウィジェットで、メモを管理し、ホーム画面から ToDo リストをチェックオフ出来る様になった。
  • Walletでのタップ・トゥ・ペイのアニメーション:Google Wallet を使って Android 端末でタップ・トゥ・ペイに成功すると、すぐにその取引を確認する新しいアニメーションが表示される。
  • Wear OSでのGoogle Keepのコンプリケーション:Wear OS 3+スマートウォッチのメインのウォッチフェイスから、Keepのメモやその他の機能にすばやくアクセスできるようになる。
  • Wear OSの新しいサウンドとディスプレイモード:これらのWear OS 3+の新機能は、時計でのアクセシビリティを向上させるものだ。ステレオの代わりにモノラルオーディオを用意したり、色補正やグレースケールディスプレイモードを使用できるようになる。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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