Google、Androidでアプリ内ブラウザの使い勝手を改善

masapoco
投稿日
2023年2月16日 4:52
Blog post Hero banner

アプリ内ブラウザは、これまではあくまでもコンテンツの一時的な表示に用いる物であり、アプリでコンテンツを消費するための最良の方法とは言えなかった。だがアプリからブラウザを起動するようになると、今度はユーザーがアプリから離れざるを得ず、セッションの離脱を招いてしまう恐れもある。Chromeでは、WebViewを用いた従来のアプリ内ブラウザの問題を克服した「カスタムタブ」を実装しており、実際、Androidの開発者は、Chromeのカスタムタブ機能を使用して、エクスペリエンスを微調整してきた。今回Googleは、Androidでのアプリ内ブラウジングをよりスムーズにするために、部分的なカスタムタブやパスワードの自動入力などの新機能を展開している。

アプリと Web 間のマルチタスク

ユーザーのアプリへのエンゲージメントを維持するために、Chrome では、部分的なカスタム タブでタブの高さをより細かく制御できるようになった。タブをピクセル単位でカスタマイズして部分的にオーバーレイすることで、ユーザーはネイティブ アプリとWebを同時に操作することができる。たとえば、ユーザーが記事のリンクをクリックしたときに、タブを画面の半分に開くことができ、ユーザーはアプリとアプリ内ブラウザーを同時に操作することができる。Googleによると、部分的なカスタムタブは、Chromeを含む一部のアプリ内ブラウザでサポートされているとのことだ。

また、Googleは、ユーザーがアプリから離れることなく、パスワードや住所などの保存された情報を自動入力する機能を展開している。これは、アプリ内にブラウザのログインポップアップがある場合に便利だ。

GoogleはWebViewよりもChromeのカスタムタブの方が機能的に優れているとして、この利用を推奨している。

「WebViewを使用すると、独自のアプリ内ブラウザを構築できますが、メンテナンスのオーバーヘッドが大きく、複雑なプロセスになる可能性があります」とGoogleはブログ投稿で述べている。


Source



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • Galaxy S23 Series 01
    次の記事

    Galaxy S23シリーズは、新型AMOLEDディスプレイを採用し、さらなる省エネ性能を実現

    2023年2月16日 5:11
  • 前の記事

    GitHub、AIコード補完ツール「Copilot for Business」の一般提供を開始

    2023年2月15日 18:15
    GitHub Copilot for Business

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • google logo image

    Googleが非営利団体を対象に2000万ドルの資金を提供し生成AI活用を支援

  • Pixel 8 in Rose.max 936x936.format webp

    Google、方針を転換しPixel 8にもGemini NanoによるオンデバイスAI機能を搭載へ

  • microsoft edge chromium

    Microsoft EdgeブラウザでRAMの消費量を制御出来る機能がテスト中

  • newroom quantum hardware.rendition.intel .web .1920.1080

    量子コンピュータが実用化されるのはいつになるだろうか

  • google chrome arm hero

    Google、“遥かに高速な”ArmネイティブなChromeブラウザを正式リリース

今読まれている記事