噂は本当だった。
2月9日放映のNintendo Directにおいて、ニンテンドーゲームキューブの往年の名作『バテン・カイトス』のHDリマスター版がNintendo Switchにて発売されることが発表された。
具体的な発売日には言及されなかったが、2023年夏の発売と告げられた事で、発売は確実な物となった。
本作は、2003年にニンテンドー ゲームキューブで発売されたRPG『バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海』と2006年に発売された続編タイトル『バテン・カイトスII 始まりの翼と神々の嗣子』を1つにまとめたリマスター版と言う事で、完全なリメイクではないが、HD画質にアップスケーリングされたグラフィック、ゲーム進行を手助けする新機能が追加された物となっている。
『バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海』は『ゼノブレイド』シリーズで知られるモノリスソフトと『スターオーシャン』シリーズのサウンドプロデューサーであった初芝氏が独立して設立した『トライクレッシェンド』が共同で開発したRPGだ。独特なゲームシステムやグラフィックもさることながら、『クロノ・トリガー』や『ゼノギアス』で知られる加藤正人氏が手掛けたシナリオが高い評価を得ており、物語の中のある仕掛けが、当時プレイヤーに大きな衝撃を与えたことが話題となった作品だ。
発売は、任天堂ではなく、商標を取得したバンダイナムコが行う事になったが、このリマスター版の発売を機に、第3作目の開発が進むことを期待せずにはいられない。