Apple、2024年の次世代Apple Watch Ultraから自社製マイクロLEDディスプレイを順次採用へ

masapoco
投稿日
2023年1月12日 6:49
Apple Watch Ultra 3up hero 220907 Full Bleed Image.large 2x

Bloombergによると、Appleは早ければ来年にも、モバイルデバイスのディスプレイ製造を、これまでの他社への依存から脱却し、自社製のスクリーン技術に置き換え始めるとのことだ。

Appleは、2024年後半に最高級のApple Watch(恐らくUltra)からこの試みを開始し、このデバイスを現在の有機ELスクリーンから、Apple独自のマイクロLEDに交換するという。Bloombergによると、Appleの自社製ディスプレイ技術は、iPhoneを含む他のデバイスにも導入される予定とのことだ。この新しいマイクロLEDディスプレイは、より明るく、より鮮やかな色彩で、時計の文字盤やその他のコンテンツがガラスの上に描かれているように見えるとされている。さらに、斜めからの視認性もアップするようだ。

これに先立って、著名リーカーからもAppleがApple WatchにマイクロLEDディスプレイを2024年以降に搭載する事が報じられており、長らく続いていたAppleの研究がついに実を結ぶ事になるかも知れない。

Bloombergの情報筋によると、Appleはディスプレイのデビューを2025年に延期する可能性があるとのことだが、この技術は同社にとって最も重要なプロジェクトの1つだという。Appleはその開発に数十億ドルを投じ、すでにApple Watch Ultraのアップデート版で新しいスクリーンをテストしていると伝えられている。また、カリフォルニア州サンタクララの施設でスクリーンを試験製造しているが、最終的には大量生産を外部に委託する可能性もあるそうだ。

Bloombergが指摘するように、Appleの自社製ディスプレイへの移行は、主にSamsungやLGといったサプライヤーにとって大きな打撃となる可能性がある。しかし、これらのメーカーはかなり以前からこの事態に備えていたのかもしれない。結局のところ、Appleがサードパーティ企業への依存を減らすために、独自のコンポーネントを開発してきたことは周知の事実だ。Appleは以前、MacコンピュータのためにIntelプロセッサから自社製チップに移行し、2025年までにiPhoneに自社製の無線チップセットを採用する計画だと伝えられている。


Source



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • ns merger
    次の記事

    天文学者が、ほんの数ミリ秒しか存在しなかった超巨大中性子星を発見

    2023年1月12日 9:08
  • 前の記事

    AMD Ryzen 7000X3Dシリーズは2月14日発売 – 公式サイトが誤って発売日を掲載

    2023年1月12日 5:50
    AMD Ryzen 7000 X3D Slide 3
この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • Apple M3 chip series architecture 231030

    AppleのM3 MaxチップからのUltraFusionインターコネクト削除は新たな巨大チップ登場の前兆か?

  • magsafe charger

    iOS 17.4のアップデートによりiPhone 12がQi2での高速ワイヤレス充電に対応へ

  • apple iphone 5g

    Apple、未発表のアプリやVision Proに関する情報をリークした疑いで元従業員を提訴

  • Apple iPad Pro Magic Keyboard M2 hero 2up 221018

    新型iPad ProとiPad Airは5月初旬の発売になる可能性が報じられる

  • TSMC FAB18

    TSMCの3nmノードが急成長、2024年は収益の20%以上を占める可能性

今読まれている記事