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MSI、自動でアンテナが動いて位置合わせをする異色のWi-Fiルーター「RadiX BE22000 Turbo」をCESで参考展示

MSIは、CES 2023にて、Wi-Fiルーターのアンテナが機械的に動作して、デバイスの位置に合わせてアンテナパターンを変形するというロボットのような機構を備えたゲーミングルーター「RadiX BE22000 Turbo」を参考展示している。

MSI RadiXシリーズは、Pingレートを90%削減できるAI QoSを搭載し、ゲーマーに超低遅延を提供するゲーミングルーターシリーズだ。今回MSIがCES 2023にて発表したのは、他にRadiX AXE6600、RadiX AX6600があるが、やはりなんと言ってもフラッグシップのRadiX BE22000 Turboが注目だろう。

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以下の動画の8分30秒あたりで左のアンテナが動いているのが確認出来ると思うが、このギミックはガジェット好きにはたまらない。

TP-Linkも同様にアンテナがウニウニと動き回るArcher AXE200 Omniを2022年に発表していたが、今後はアンテナ自体が動き回るWi-Fiルーターが1つのトレンドになるのかも知れない。個人的には、デザインはMSIのRadiX BE22000 Turboに軍配が上がるが、MSIによると、RadiX BE22000 Turboは2023年中の発売はなさそうだ。Wi-Fi自体の仕様が確定するのを待っていると言う事もあるが、こうしたギミック自体の耐久性のテストも必要だろう。Endgadgetによると、CESの展示期間中だけでも発熱によりアンテナの移動速度に低下が見られたとのことだ。

ただ、こうした面白い実験的な製品が見られるのもCESの良いところだろう。革新は奇抜な発想から生まれるのだ。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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