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Google、Pixel 7とPixel 6に空間オーディオサポートを提供開始

12月にFeature Dropが提供されたGoogleのPixelシリーズだが、一部望まれていた機能は本日まで持ち越されていた。そして、本日、ヘッドフォン向けの目玉機能とも言える「空間オーディオ」が、1月のセキュリティアップデートと共に、Pixel 6、7シリーズで利用可能になった事が報告されている。

オーディオ
一部デバイスやアクセサリーでの空間オーディオのサポートを追加

Pixel Phone Help

空間オーディオと言えば、AppleAirPodsシリーズで一気に普及した機能だろう。AirPodsの空間オーディオでは、ヘッドフォン(イヤホン)に搭載されたヘッドトラッキング機能を用いて、マルチスピーカーのサラウンド環境を擬似的に再現している。

Googleは数カ月前からこの機能に取り組んでいたが、紆余曲折の後、ついにリリースにこぎ着けた。ただ、残念なことにPixel 6aは対応しないようだ。Pixel 6と6 Pro、Pixel 7と7 Proがこの機能に対応する

今回のアップデートは、ヘッドフォンがより強固なサウンドステージを作り出すために活用できる新しいSpatializer APIをAndroidにもたらすものだ。まずは、静的空間オーディオが提供される。これは、様々なイヤホンやヘッドフォンで空間オーディオを再現する物だ。ヘッドトラッキングによる空間オーディオはイヤホンやヘッドフォン自体のファームウェアアップデートにより対応されるだろう。最高の体験を提供するのは(最終的には)もちろんGoogle自身のPixel Buds Proになるだろう。

Esper.ioのAndroidスペシャリストで開発者のMishaal Rahman氏が述べているように、Googleは、今月末にPixel Buds Proのファームウェア・アップデートを通じてヘッドトラッキングによる空間オーディオをデビューさせる予定のようだ。これによって、イヤホンは実際に頭の動きを監視し、擬似的にスピーカーでいっぱいの部屋の中を移動しているように聞こえるようになる。音楽は周りから降り注ぐようになり、映画ではまるで恐竜がすぐ近くにいるような臨場感を味わえるだろう。

アップデートについて

更新内容

オーディオ
一部デバイスやアクセサリーでの空間オーディオのサポートを追加

生体認証システム
特定の条件下での指紋認証と応答の改善

Bluetooth
特定のBluetooth Low Energyデバイスやアクセサリーのペアリングや再接続ができない場合がある問題の修正特定の条件下で、接続中に特定のヘッドフォンやアクセサリで音声が再生されない問題の修正

カメラ
撮影した写真を拡大したとき、画像が乱れたり歪んだりすることがある問題を修正

ディスプレイとグラフィック
電源が入っているときに、ディスプレイが起動しない、または電源が切れているように見えることがある問題を修正

ユーザー インターフェース
デバイスを縦にしたときに、UIが横向きに表示される場合がある問題を修正

ソフトウェアバージョン

グローバル

  • Google Pixel 4a:TQ1A.230105.001
  • Google Pixel 4a(5G):TQ1A.230105.001
  • Google Pixel 5:TQ1A.230105.001
  • Google Pixel 5a(5G):TQ1A.230105.001
  • Google Pixel 6:TQ1A.230105.002
  • Google Pixel 6 Pro:TQ1A.230105.002
  • Google Pixel 6a:TQ1A.230105.001.A2
  • Google Pixel 7:TQ1A.230105.001.A2
  • Google Pixel 7 Pro:TQ1A.230105.002

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執筆者
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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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