テスラ、液浸冷却技術の採用によりスリムな形状を維持した「1MW(1000kW)」の超高速充電テクノロジーを発表、Cybertruckにも採用へ

masapoco
投稿日
2022年12月3日 5:47
cyber truck 2

Teslaは、新たに電動トラック「Tesla Semi」を発表したが、この新たな電動トラックのために新しい1MW(1000kW) DC急速充電技術も同時に発表した。

さらに同社は、この1MW充電をより小さなフォームファクターにおいても利用可能とする新たな「液浸冷却技術」も発表し、今後同社が発売予定であるCybertruckへの対応も明らかにした。

Teslaが2023年に導入予定の新しいスーパーチャージャーV4システムは1000Vの充電に対応し、「そのコネクタは象の鼻のような形ではなく、現在のV3の蛇のようなケーブルのようにエレガントであり続ける」、とElon Musk CEOは付け加えた。スリムな設置面積で1MWの電力を流すことを可能とするために、Teslaは革新的な液体冷却技術を採用したのだ。

同社が来年から設置を開始するV4スーパーチャージャーは、SemiトラックエンジニアリングのシニアマネージャーであるDan Priestley(ダン・プリーストリー)氏によると、水ベースの液体冷却剤を入れたリターンチューブに高電圧導体を浸す「液浸冷却技術」を採用する予定とのことだ。「冷却液の中に導体を浸すわけですから……非常に小さな場所に大きな電流を流すことができるんです。V3スーパーチャージャーで充電している人は、ケーブルの取り回しが良いので、ここでも同じことができますが、ここでは代わりにメガワット級の電力が流せます」と明かしている。

Semiの液冷コネクタ付き1MW充電システムがCybertruckにも使えるというやりとりは、以下の発表会ビデオの47分13秒にありにある。Priestley氏は、記録的な1MWシステムは「来年スーパーチャージャーに登場する」と述べ、おそらく来年の夏のいずれかの時点でCybertruckの発売に先立ち、発売されるだろうと述べた。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • msi gtx1650
    次の記事

    Steam調査では、GeForce GTX 1650が現在最も人気なGPUのようだ

    2022年12月3日 6:10
  • 前の記事

    発表から5年、テスラがついに電動トラック「Semi(セミ)」を初納車 – まずはペプシに100台

    2022年12月3日 5:19
    Tesla Semi hero

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • neuralink inplant

    Neuralink、脳インプラントを埋め込まれた被験者がPCでチェスや『シヴィライゼーション VI』をプレイ出来たと発表

  • grok hero

    Elon Musk氏、AIチャットボット「Grok」のオープンソース化を予告

  • openai

    OpenAI、訴訟中のMusk氏が会社の支配かTeslaとの合併を要求していたと発表

  • sam altman

    OpenAI、Musk氏の訴訟は「OpenAIに関われていない後悔に由来する」とメモに記す

  • elonmusk

    Elon Musk氏、OpenAIが“非営利”の精神を失ったとして訴訟を起こす

今読まれている記事