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インテルの次世代14コアモバイルCPU「Core i7-1370P」がクロック周波数5.0GHzで登場

Geekbenchのデータベースに、新しいIntelのCore i7-1370Pプロセッサがテストされているものが発見された。使用された製品名はDynabookなので、どの製品かは明示されていないが、DynabookにはタブレットやミニPCのラインはないため、紛れもなく新しいノートPCだろう。

これまで、Intel第13世代Coreモバイルプラットフォームのリーク情報は、IntelのH、HK、HX(45/55W+)シリーズに集中しており、いずれもゲーム向けのハイエンドシリーズと考えられてきた。しかし、Intelは、デフォルトのTDPが28Wの低電力Pシリーズも準備しているようで、超薄型ノートPCやハイエンドタブレット向けをイメージしているようだ。

Core 1370P SPECS
Core i7-1370Pのスペック (Source: Geekbench)

Core i7-1370Pは14コア20スレッドで、現行モデルのCore i7-1280Pと同じ構成となっている。L1-3キャッシュのサイズも同じなので、クロックが上がっただけのリブランドとも言える。また、クロックについて言えば、このモデルは最大5.0GHzまで昇圧し、これまでのCore PシリーズSKUのどれよりも200MHz高いクロックとなっている。ただし、ベースクロックは最高ではなく、先代(i7-1270P)は300MHz高い(2.2GHz)ブーストをしていた。

Core 1370P SCORE
Intel Core i7-1370Pのパフォーマンス (Source: Geekbench)

性能面では、サンプルデータが不十分で、有意な比較は難しいが、限られたデータに基づけば、Gracemontコアが2つ追加されているため、第13世代Coreモデルの方がマルチコア性能が高くなることが予想される。

Intelの第12世代Core Pシリーズは、今年1月4日に発売された。したがって、後継機はちょうど1年後のCES 2023でデビューすると見られている。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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