Walt Disney(ウォルト・ディズニー)は本日、Bob Chapek(ボブ・チャペック)氏がCEOの職を辞し、Bob Iger(ボブ・アイガー)氏が同社のトップに復帰することを発表した。昨年、正式に同社を去ったIger氏だが、再び指揮を執ることになる。同社によると、Iger氏が2年間CEOを務めるとしている。
前回の発表から約33ヶ月、Disneyは「取締役会の同意を得て変更した」と発表している。しかし、Disneyが今後2年間はCEOに留まるという発言は、Iger氏のCEO復帰が黒字化を主眼としていることを示唆しているのだろう。。
それ以前は、世界的な疫病の流行や、コンテンツ制作やグローバルなマーケティングにかかるコスト増がディズニーの収益に影響を与え、特にストリーミングサービス「Disney+」は利用者を増やし続けたものの、損失も拡大している。営業費用とのバランスを考慮し、広告なし版の購読料を月額11米ドルに引き上げている。
Disneyの取締役会議長であるSusan Arnold(スーザン・アーノルド)氏は声明で、「Bob Chapek氏の、パンデミックという未曾有の難局を乗り切るためのナビゲートなど、その長いキャリアにおけるディズニーへの貢献に感謝します。取締役会は、Disneyがますます複雑化する業界の変革期に乗り出すにあたり、Bob Iger氏はこの極めて重要な時期を通じて当社をリードするユニークな立場にあるという結論に達しました。」と述べている。